台風10号(ライオンロック)の進路

今まで停滞していた台風10号が進路を変更しました。

南大東島の南の海上を今度は北東に進んでいます。

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中心の気圧は945hPaに達し、中心付近の最大風速が45メートル、最大瞬間風速は60メートルの「非常に強い台風」に発達しています。

これだけ強くなると、離れていますが沖縄本島にも影響が出てきます。発達した積乱雲の下で、雷や突風、急な強い雨に注意が必要です。

 
さらに心配なのは、その先の予想進路です。

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予想図のように本州に近づくおそれがあります。

この台風は常にその動きに注意しなければなりません。

 

麻疹に対する注意喚起

8月24日17時01分付のNHK NEWS WEBでの報道です。

「コンサート訪れた男性 はしかと診断 患者増える可能性 千葉」

 

「今月14日、高熱などの症状のある男性が千葉市で開かれた大規模なコンサートを訪れ、その後、はしかと診断され、千葉市はさらに患者が出る可能性もあるとみて、医療機関に注意を呼びかけています。」

 

独立行政法人 国立国際医療研究センター(DCC)のFacebookページには以下のような注意喚起の記事が投稿されていました。

 

「麻疹発症中の成人男性が8月14日に千葉県幕張メッセで開催されたコンサートに参加。

コンサートには各地からの参加者があり、潜伏期間を考えると本日から数日間の受診者では注意が必要。

夏休みやコンサートで東京・千葉・神奈川にでかけたワクチン未接種・未罹患者の受診相談・診療の際には2次感染予防含めた対応の検討を。

 

報道発表:2016年8月22日(西宮市)

症例:19歳男性 麻疹の届け出あり

西宮市は千葉県・千葉市・神奈川県・東京都中央区に連絡

 

医師会等で注意喚起されている情報:

8月9日 39.1℃の発熱

8月13日から全身に発疹

8月13日~15日 東京・神奈川訪問あり

8月14日 幕張メッセで開催されたコンサート(ジャスティン・ビーバー)に参加

8月19日 麻疹と診断

 

那覇市役所の同じくFacebookページにも、市民の皆さまへ以下のような投稿がありました。

 

[市民の皆さまへ]

関東を中心に、麻しん(はしか)患者が増加しています。

麻しんは、空気感染で非常に感染力が強く、肺炎、脳炎など重症な合併症があります。

予防するにはワクチン接種しかありません。

麻しん風しん混合ワクチン定期接種対象の1歳のお子さん、小学校就学前年度の5歳児のお子さんは、早めにワクチンを接種してください。

また、麻しん風しん混合ワクチンⅡ期を受けそびれた小学生も、那覇市では、行政措置として無料で受けられますので、未接種の児童は早めに接種してください。

 

 

自家製ストームグラス

夏休みの自由研究に、娘が自分で作ったストームグラスの中身の液体を分けてもらいました。

ストームグラスというのは19世紀の天候予測器のことで、天候の変化で液体の中の結晶の量や形状が変化するのを利用したものらしいです。

もちろん、現代では実用に見合わないものですが、透明な液体が入ったガラス製品で、なかなかおしゃれなインテリアです。

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例えば、結晶が低い位置だと気温が高くなる。結晶が下に落ちて低い位置に固まるのは晴れ。

雨だと液体の中に小さな星のようなものが浮遊する。

嵐などの荒れ模様の天気の時は、大きなシダ状の結晶ができるらしいです。

 
分けてもらった液体は、手元にこんなおしゃれな容器はなかったので、玉城牧場牛乳の牛乳ビンに入れました。

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今朝は、台風10号が近づいている天候です。

中の液体を見ると、羽のような結晶(シダ状の結晶?)がみられています。それに、昨日よりも結晶が多い気もします。(気がするだけかも知れませんが(笑))

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結晶が変化をして、形状が面白いのです。

しばらく時間を忘れて眺めていそうです。

 

ちなみに台風10号(ライオンロック)は南大東島に接近しており、どんどん勢力を増しています。引き続き要注意です。

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ヨーヨー台風?

台風10号(ライオンロック)の動きに注意が必要です。

 

ヨーロッパの予報では、沖縄近海に近づきながら、また日本本土の方へ戻ってしまうという予想です。

昨日の予報では沖縄直撃の予想でしたが、なんとかそれは免れそうです。

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昨日、サーバーがダウンして見られなかった米軍の予報図も途中までは似たような進路を予想しています。

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しかも、沖縄に近づくにつれて勢力を増し、南大東島近海に達する頃には950hPa、中心付近の最大風速が40m/sになる見込みのようです。

 

最近は沖縄に台風がなかった分、海水温が高くなっているのでしょう。

注意深く、これからの台風情報を見守っていく必要があります。

 

 

 

迷走?停滞?台風

台風9号と10号が発生しています。

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そのうち、台風9号(ミンドゥル)は今日にも関東に上陸して北に進んでいきそうな勢いです。

975hPaの強い台風で暴風域を伴っていますから、被害が心配です。ご注意ください。

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沖縄地方にも、台風10号(ライオンロック)が今までに見たこともない進路をたどって向かってきています。

しかも、久しぶりの台風。

海水温が高くなっていると見えて、近づくにつれて勢いが増してきそうです。

22日午前6時50分発表の実況だと、990hPaですが、明日だと985hPa、明後日だと975hPaに発達しそうだと予想されています。

それよりも、この進路です。

72時間の予想進路図と5日間の進路図がほとんど変わりません。ほとんど停滞している状況です。

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今後の台風情報に注意していきたいところです。

 

 

 

幸福のパラドックス

幸福ほど逆説的な概念はないとされています。

幸福を追い求めれば追い求めるほど逃げて行ってしまうということは、古くから見抜かれていました。

「幸せになりたい」という願いの過ぎた追求は、さらなる欲望を招き、やがて欲望の虜になって、心は満たされず、虚無感に覆い尽くされてしまうことになります。

自分の幸せばかりを追い求める人間は、手に入れることができないばかりか、かえって「不幸せ」な状況となってしまう。

幸福の追求は、幸福の邪魔をする。

これを「幸福のパラドックス」と呼んでいます。

 

V.E.フランクルは、幸福についてこんなことを言っています。

「幸福になる理由が存在する場合には、自ずと、つまり自然発生的かつ自動的に、幸福は結果として生まれてくる。」

幸福は追い求めるものではなく、自然にそうなっているものなのだよと言っているのです。

 

「真の自分」についても、追い求めれば逃げていく、似たようなところがありますね。

私にとって「真の自分」というのは、生きる意味を知っている人間、自分の使命を自覚し、本当にやりたいことに力を注いでいる人間だという理解です。

これに対しても、V.E.フランクルはこう言っています。

「逆説的ではあるけれども、人は何かのため、誰かのため、すなわち大義のため、友人のため、神のために、自分を失う地点に達してはじめて、真の自分を発見するのである。」

何かのために自分を失ってはじめて、真の自分を発見する。

求めれば逃げる。失えば、見つけられる。

禅話のような話になってしまいました。

 

けれども、感覚的に賛同している自分がいます。

 

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態度の価値

ビクトール・フランクルは人生に意味を見出す方法は3つあると言いました。

第一は、創造によって世界に対し何を彼が与えるかということ。(創造)

第二は、出会いと経験によって世界から何を彼が受け取るかということ。(体験)

第三は、彼が変えることのできない運命に直面しなければならない場合に、その苦境に対して彼がとる態度。(態度)

 

 

変えることのできない過酷な現実の中にあっても、それに対して肯定的な態度をとることができるとビクトールは断言しています。

この態度価値の存在が、人生が意味を持つことを決してやめない理由であると説明しています。

 

 

創造と体験がうばわれた人であっても、どんな態度をとるかで価値を実現化していきます。

 

「もし私がそれをなさないのなら、誰がそれをなすのだろう

 もし今それをなさないのであれば、いつそれをなすのだろう」

 

「あたかも二度目の人生を生きているかのように生きよ」

 

彼の言葉に、人生は意味あるものに変えていける希望と勇気を感じます。

 

VE フランクル

 

 

オリンピック

オリンピックの結果に一喜一憂するのはしかたがないことですね。

毎日、日本選手の活躍に胸をドキドキさせています。

 

けれども、この方には結果はどうあれ、お疲れさまという言葉しかないように思います。

そのプレッシャーたるや常人には想像ができないものでしょうし、常にそこに居続けるという努力も並大抵のものではなかったでしょう。

 

決勝戦に進めたということだけでも、本当に素晴らしいことです。

吉田沙保里選手、お疲れ様でした。

よく頑張ったと拍手を送りたいです。

 

 

旧盆の夜に

私の叔父が言いました。

「男兄弟3人いたけれど、兄貴たちは2人とも死んで、俺一人になった。」

それを聞いた私の母が言いました。

「そうだよ。あなたは末の弟なんだから。順番通り。それが幸せだよ。人間はいつか必ず死ぬんだから。」

 

そして、伯父たちの仏壇に手を合わせたあとには、こう言いました。

「うん。あそこでおじいと楽しくやってるって、さ。」

「あそこは楽しいみたいだね。」

「そうね。誰も帰ってこないからね。」

 

釈尊が亡くなられる時に、悲嘆にくれるお弟子さんにこう言って慰めたそうです。

「今まで肉体のある間は、そなたと一緒にいることもできたが離れ離れにならざるを得ないこともあった。

しかし、私が涅槃に入れば、もはや常にそなたと一緒にいて、離れることはないのだ。」

 

旧盆の行事には、亡くなった家族に対する愛情が、言葉や行いで形となっているのを感じます。

また来年ね。

そう呟きながらウートートーしました。

 

 

道ジュネ―

昨日は仕事が終わって、中部の親戚の家に向かいました。

昨日はナカヌヒー。親戚の仏壇に手を合わせるためです。

県道330号線を北に向かうと、なかなかの混雑ぶりです。職場からの帰宅時間と私たちみたいな親戚回りの車が混ざっていたのでしょう。

 

やがて、向こう側から三線と太鼓の音が聞こえてきました。

反対車線でエイサーの道ジュネ―が始まっていました。午後7時前。始まったばかりのようです。

高校生ぐらいが中心でしょうか。かなり大きな団体でした。

 

私は幼い頃は嘉手納に住んでいましたが、小学校に上がる頃には浦添市に引っ越しましたので、エイサーは踊ったことがなく、いつでも憧れがあります。

そういうところは浦添市は文化的には南部圏なんですね。

実家のある前田には伝統として、棒術があり、綱引きがあるのですが、エイサーはないのです。

三線と太鼓の音に耳を傾けながら、旧盆だなあと実感する場面でした。

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