台風の進路

台風18号(チャバ)が、3日から4日にかけて沖縄地方に接近する恐れがあります。

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台風の中心が予報円に入る確率が70%です。

昨日の予報進路よりもやや東側のコースですが、かなりの高い確率で暴風域に入る可能性があります。

気象衛星の写真をみると、まだ日本から遠いために、台風の端の雲がのぞくだけでした。

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こういう時は「ひまわり8号リアルタイム」のサイトで確認することができます。

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拡大すると、発達した台風の広がりぐあいがわかります。まだそんなに気圧が低くなく、台風の目も発達していないようです。

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3日の診療ができるのかどうか、更新されていく予想進路図とにらめっこしながら、悩んでいます。

 

 

台風18号(チャバ)

台風18号(国際名チャバ:タイの言葉でハイビスカス)が、沖縄地方に直撃する予想進路を描いています。

特に沖縄本島に直撃するのは今年初めてのことですから、今から十分な警戒と備えが必要です。

 

28日の発表では、中心の気圧が1000hPaぐらいですが、沖縄に近づくにつれて勢力を増すようです。予想では955hPaまで発達しそうです。

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週明けの3日(月)に最接近するのなら、月曜日に予定の透析患者さんたちを前倒しさせて日曜日に透析をした方が良いかも知れません。

早く通り過ぎてくれればいいのですが、もしかしたらオーバーナイト透析にも影響が出てくる可能性もあります。

まだ結論を出すには予想円の面積が大きすぎるので、もう少し経過を見ていきたいと思っています。

 

 

さて、改めて台風時の外来診療についてのお知らせをいたします。

 

【外来診療について】

外来の診療は、沖縄県の各機関と同様に、公共交通機関の運行状況で決定します。

交通機関が運行停止となった場合は、外来診療は休診となります。

随時、テレビやラジオの情報やインターネットでご確認をお願いします。

 

一般社団法人沖縄県バス協会のホームページ

路線バスの運行情報→本島・離島

があります。

 

沖縄県バス協会

 

そこでチェックするとより確かかと思います。

またモノレールの情報はこちらです。

ゆいレール

 

 

映画「アルカトラズからの脱出」

1979年のアメリカ映画「アルカトラズからの脱出」を久しぶりに観ました。

 

クリント・イーストウッドがなんと言っても渋く、かっこいい映画です。

アルカトラズ刑務所を舞台にしており、実話をもとにした映画だということで話題になりました。

 

アルカトラズ刑務所は「ザ・ロック」と言われた脱獄不能の刑務所。39人が脱獄を計画。再逮捕26人、射殺7人、溺死1人、5人が行方不明という記録があるそうです。

タイトル通り、クリント・イーストウッド演じる主人公フランク・モリスとその仲間たちの脱獄劇なのですが、派手な音楽や爆発、アクションシーンなどはなく、様々な障害を知恵を絞って突破し、挑戦していくストーリーです。

 

囚人たちのドラマも良く描かれており、いつ見ても面白い映画です。

 

 

 

セルフトレーニング問題

内科学会のセルフトレーニング問題の解答提出期限が迫り、かなり慌てて取り掛かったのですが、これがなかなか難しいのです。

ハリソン内科学書やdynamedを開いてみても、すんなりと解けるわけではありません。

 

自己学習(セルフトレーニング)のための問題ですから、趣旨は十分理解しているつもりです。

きっとこれはこの新たな知見を広めようと、皆に勉強してほしいという願いを込めた問題なのだろうと思いもするのですが、やはり知らなさすぎるとモチベーションが下がります。

教科書に書いていない事柄ならあきらめもつくのですが、逆に教科書に書いてあることが初耳だと、かなり焦ります。

 

内科と言うのは、消化器内科や循環器内科、神経内科、血液内科、感染症、膠原病、リウマチ、腎臓、糖尿病、内分泌など多岐にわたるわけですから、全部を網羅するというのはなかなかできることではありません。

 

そんなこんなで、なんとか解答用紙を提出しました。自分の専門分野以外のことを学ぶ、良い機会になったと思います。

少しこの勢いで、ハリソンを読み込んでみたくなりました。

 

 

 

台風の影響

台風17号(メーギー)が沖縄南の海上にあって、台湾に向かっています。

大型で強い台風で、今朝は沖縄も強風域に入っていないのに風が強く、雲のスピードもいつにも増して速かったです。

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気象衛星写真をみると、雲が沖縄地方に伸びてきているのがわかります。

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今度は来るんじゃないか、次は直撃するんじゃないかと気が気でないのですが、最近は立て続けに台風が発生していますね。

例年、秋台風の方が、怖い印象です。

 

つい気象庁のサイトをチェックするのが日課になってしまうのです。

 

トランプのメモ・パッド

娘たちから、トランプのメモ・パッドをプレゼントされました。

特に誕生日でも何でもないのですが、マジック・ネタやスナフキン、ゴジラ・ネタなどのグッズがあると、私が喜ぶのでわざわざ買ってきてくれます。

今回はトランプということで、ツボだと思ったのでしょう。

確かに思い通りに大喜びしました(笑)。

 

ケースも本格的です。

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U.S.プレイングゲーム社のカードケースと並べても遜色ありません。

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中身は、わりとしっかりとした厚手の紙が使用されています。

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このメモ・パッドの何がすごいかって、実は54枚、トランプ1セットがメモ用紙になっているのです。

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要するに、1枚1枚が違う絵柄のトランプになっているのですね。まさしくトランプなんです。

 

例えば、絵札だとダイヤのクイーンがこんな感じ。

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数字のカードがこうです。中のスートが薄くプリントされています。

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54枚ですから、2枚のジョーカーも入っているのです。

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実はこれ、もったいなさすぎて、使えていません(笑)。

同じものをもう1セット買って、それを使うしかない気がしています。

 

 

Bリーグが開幕しました

9月22日にBリーグが開幕しました。

素晴らしいオープニングセレモニーのあと、開幕試合が始まりました。

LEDの全面コートなど、目を奪われる仕掛けも華やかでした。

 

田舎者ですから、華やかな舞台が演出されればされるほど、「自分たちウチナーンチュに不相応ではないか」とちょっと思ってしまいました。

これは選手たちにあやまらなければなりません。

自分たちを否定してはいけなかったのですね。

 

久しぶりに興奮する、素晴らしい試合でした。

もっと応援したいと思える、いい試合だったと思います。

これからを楽しみにしたいと思います。

 

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「見返さない」

私は、ほぼ日の「今日のダーリン」の愛読者です。

毎日更新される「今日のダーリン」に、わが意を得たりと共感したり、思いもしなかったことにヒントを得たり、糸井重里さんの肩肘張らない言葉の数々にいつも心を動かされています。

 

昨日の「今日のダーリン」では、1日の終わらせ方のお話をされていました。

 

糸井さんは「今日はイヤな日だった」と思って終わることが、最近ないのだそうです。

どういう日だったか?という問いがなく、いいとかわるいとかなくて、「終われてよかったぜ(ふ〜っ)と。」そう寝床に入るのが1日の終わり方なのだそうです。

つまり、終えられたら善しとするだけ。

 

糸井さんの次の言葉に、はっとしました。

「『テストはいっぱい受けたけど、採点することもない』というような、出来のわるい小学生みたいなものだ。」

 

これと同じような話を、「路上スナップのススメ」で、カメラマンの森山大道さんがお話していたのを思い出しました。

森山さんはデジタルカメラを使うようになって、撮る量が確実に増えていったそうです。モニターの画像をみると、イメージがどんどん膨らむのと並行して、撮る欲も膨らんでいきました。

そうはいっても、森山さんは撮ったそばからモニターを積極的に見返すことはしないそうです。

「撮影帰りのタクシーのなかでさ、暇だから見たりはするけれど、あんまり見たくはないね。昨日もけっこう撮ったけど、全然見てない。」

「全部を反芻する行為っていうのはさ、スナップの行為とはある意味、矛盾すると考えてるから。基本的なところで相容れないというか。」

「だから、いまからデジタルでスナップを始めようとしている人には、撮ったものをいちいち見返すな、と言いたい」

 

糸井さんの言っている「その日が過去になっている時間帯にいるのだから、いいだのわるいだの言おうが言うまいが、もう済んでしまったことなのだ。」という1日の終わり方と、森山さんの「いちいち見返さない」というスナップ写真の捉え方が、ちょっと似ていて面白いと思いました。

瞬間を濃い密度の中で生きている人の、実感から湧いてきた言葉なのかも知れません。

 

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敬意といたわり

敬老の日が過ぎた、昨日の外来で。

大正生まれのKさん(男性)が、嬉しそうにお話ししてくれました。

「おとといは敬老会があってね。10人ぐらいが前に出てね。私も踊ったよ。」

両手はカチャーシーのフリです。

私が「敬老会は楽しかった?疲れなかった?」と問うと

「いやあ。ありがたかったね。楽しかった。嬉しかったね。」と満面の笑みです。

 

 

このKさん。待合室では、4歳下の奥さんと車いすで向かい合いながら、世間話をしていました。

耳を傾けると、奥さんが後で食べようと思って置いていた食べもの(お菓子?)が行方不明になったことを話題にしているようでした。

「なくなったと言ってもな。あれは、私が食べたのではないと思うよ。」

「おじいさんが食べたのでしょ。孫が見ていたらしいよ。」

「え?そうだったか。ははは。すまんすまん。私は忘れるからなあ。」

その無邪気さに、Kさんの人柄がにじみ出ているようで、微笑ましい気持ちになりました。

 

 

ちょうど今読んでいる、「ゲーテの言葉」にこんな文章があります。

 

世間は、幼い子供には寛大であり、老人に対してもまた、同じように寛大だ。老人は「周囲に守ってもらう存在」という意味では、幼い子供と同じだからだ。

だから老人は、守ってもらうときには素直に守ってもらえば、それでいい。「子供扱いするな!」と腹を立てることはない。

腹など立てなくとも、老人へのいたわりは、両立するはずである。

 

 

周囲の人間に素直に感謝して、毎日の生活を楽しむKさん。

Kさんのように自然体で気持ちを表現することは、私の憧れでもあります。

 

 

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「London Calling / The Clash」

夕方にカーラジオを聞いていたら、懐かしい曲が流れてきました。

The Clash の London Calling です。

 

 

当時、高校生だった私は彼らが何を訴えようとしているのかというよりも、イギリスパンクのスタイルやセンスに触れて、得体の知れない高揚感を感じていたのを覚えています。

彼らの怒りは十分に理解できず、直接的には伝わってなくても、パワーだけは感じ取っていたのかも知れません。
純粋なまでの理想主義のミュージシャンとも言われていました。

歌詞の和訳をネットで拾ってきましたが、今の時代に聞いても、確かにそうかも知れません。

(こちらのサイトからの引用です→ 「洋楽歌詞を不確定的に訳してみた」 )

 

 

こちらロンドンより、遠方の街へ告ぐ
只今宣戦が布告され、戦闘が開始された

こちらロンドンより、闇社会へ告ぐ
狭い箱から出るんだ、少年少女たちよ

こちらロンドンより、俺たちに頼るな
あのビートルズオタクどもだって息絶えたんだからな

こちらロンドンより、どこにも盛り上がりはない
警棒を振り回す連中がいるときは別だが

氷河期の襲来、太陽の接近
メルトダウンは時間の問題、穀物は汚染され、原子力エンジンは停止、でも怖くはない
ロンドンは水没して、俺はテムズのそばで暮らしてるから

こちらロンドンより、猿真似連中へ
くだらねぇ、お前ひとりでやっとけ

こちらロンドンより、死んだゾンビどもへ
抵抗はやめて、落ち着くんだ

こちらロンドンより、俺は叫びたいわけじゃねぇんだ
けど、会話中にお前がイッちまってたの知ってるぜ

こちらロンドンより、見ろよ、俺たちはシラフだ
黄色い眼をしたあいつ以外はだが

氷河期の襲来、太陽の接近
原子力エンジンは停止、穀物は汚染され、原発事故だ、でも怖くはない
ロンドンは水没して、俺はテムズのそばで暮らしてるから

いいか、よく聞け
こちらロンドンより、そう俺もあそこにいたんだ
あいつらの答弁を聞いたか?
一部は真実だったんだ!
こちらロンドン、ラジオ局にて
これだけ言っても、俺に微笑んでくれないのかい?

決して似てるなんて思ってないんだ
似てるなんて、似てるなんて…