ガーシュイン 「パリのアメリカ人」

音楽療法の権威である桜林仁氏のことを調べていたら、病気に効果のあがる音楽の例が紹介されておりました。

例えば、重症便秘には食前と就寝前にモーツァルトの「メヌエット」やショパンの「マズルカ舞曲」などがおすすめなのだそうです。

そして、頭痛にはジョージ・ガーシュインの「パリのアメリカ人」。それと、ベートーベンの「ロマンス・ヘ長調」が良いそうです。

 

ジョージ・ガーシュインと言えば、以前にこのブログでも「ラプソディ・イン・ブルー」を取り上げました。(こちら → 「シンフォニック・ジャズ」

 

「パリのアメリカ人」は、ガーシュインが1920年代に過ごしたパリの活気に触発されて作曲した交響詩です。

 

改めて聞いてみましたが、確かに楽しくて穏やかな気持ちにはなります。

はたして、頭痛に効くのでしょうか?

私の正直な感想では、この曲は複雑で、ユーモアに満ちていて、都会の喧騒を思わせる曲調が余計に頭痛を増長させる気もしないではありません。

 

今度、頭痛がしたら、試してみようと思います。

 

 

 

「アイ・アム・ア・ロック」

 

私が中学時代に、S君という同級生がサイモン&ガーファンクルに凝っていました。

当時、中学生の手に入るアルバムは全盤持っていたと思います。

カセットテープにダビングしてくれて、しかもジャケットも縮小コピーしてどんな曲が入っているかがわかるようにしてくれていました。

ですから、私はサイモン&ガーファンクルの曲はほとんど知っていて、どの曲も好きだなと思っていました。

 

ただ1曲だけ、大人になって改めて歌詞を知って、当時はこんな捉え方をしていなかったんじゃないかと思った曲がありました。

「アイ・アム・ア・ロック」です。

ポール・サイモンが失意の中で書いた曲だそうです。今思うと、彼の心境が想像できて、共感してしまいます。


 

 

 

お菓子の人気ランキング

先日、たまたま外出先でテレビを見る機会がありました。

そこで放映されていたのが、国民1万人に聞いたお菓子の人気ランキングの番組でした。

ホテルの会場のようなところでメーカーさんごとに陣取り、ランキングの発表を待つというものでしたが、社員さんたちの熱い気持ちが伝わってきて、ついつい見入ってしまいました。

ランキング1位は「じゃがりこサラダ」でした。

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画面の左側には1位から10位までのお菓子名がずらっと並んでいます。

 

自分の好きなお菓子が入っていて納得される方も多い反面、「あれ?あのお菓子が入っていない!」と意外に思われた方も多いのかも知れませんね。

娘も番組を見ていたのですが、「私、アルフォートが好きなんだけど…。」と悲しがっていました。

 

そういえば、アルフォートはブルボンさんです。

よく見たら、ブルボンさんだけでなく、カントリーマアムの不二家さんやキャラメルコーンの東ハトさんも不参加のようでした。

個人的には「うまい棒」のランキングが知りたいところでした。

 

それはともかく、それぞれの会社の熱意と思いが画面いっぱいにあふれていて、これからお菓子を買ったり食べたりするのにも、力が入りそうです。

みんな、(当然といえば当然ですが)一生懸命お菓子をつくっているんですね。

 

トカゲ!

今ごろ、台風の話題というのもなんですが、ただネーミングの妙だけでとりあげました(笑)。

 

現在、南シナ海に台風25号が発生しています。

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国際名が「トカゲ」!

以前に台風の名前について、このブログでもご紹介しました。→ こちら「台風の名前」

簡単に説明すると、台風の名前は、西暦2000年から北西太平洋または南シナ海の近隣14の加盟国からなる「台風委員会」という組織が名づけることになっています。

あらかじめ140の名前が準備されていて、細かい例外はいろいろあるものの、それを順番に名づけることになっています。

140番の名前までいったら、また1番目に戻っていく仕組みです。

 

今年発生した台風の名まえはこんな感じでした。

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記憶に新しいところでは、急激に進路を変えたヨーヨー台風のライオンロック(台風10号)

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 ナムセーウン(台風12号)やマラカス(台風16号)は先島地方に多大な被害を及ぼしました。

また、今年唯一沖縄本島に接近したのが、チャバ(台風18号)でした。

 

今回の台風25号は、沖縄には影響がないものの、その名称は(順番通りに)「トカゲ」です。

 
日本に影響のない台風で良かったと思います。

被害を与える台風で「トカゲ」だったりしたら、複雑な気持ちになっていたと思いますから。

 

「良医の水脈」

今日は予定の用事が早くに終わり、時間が少し空いたので、本屋に立ち寄りました。

沖縄の本屋には「沖縄コーナー」なるものがあります。

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沖縄を扱った話題の書籍や新刊を平積みにして紹介してくれるコーナーです。

「あれ?」

最近まで見たこともなかった書籍を発見しました。

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副題が「沖縄県立中部病院の群像」です。

著者は安次嶺 馨(あしみね かおる)先生。

沖縄県立中部病院同窓の大先輩(3期生)の先生です。元県立中部病院院長、そして現研修プログラム・ディレクターの役職に就いておられます。

さっそく購入してしまいました。

 

沖縄県立中部病院が、卒後臨床研修を開始したのが1967年。来年でちょうど50周年になります。

元沖縄県立中部病院院長で元研修プログラム・ディレクターの真栄城優夫先生の寄稿がこの本の性格をよく物語っていると思いました。

「1967年に研修プログラムが開始されてから今日の輝かしい成果をもたらすまで、病院と研修の発展に血と汗の滲むような努力が重ねられてきたことを熟知している先達は、既に世を去った方がも多く、さらには記憶がしだいに薄れつつある年代に達した世代も増加してきている。貴重な発展の歴史を記憶して、後世の人々への道標として残すことも、研修開始から関わった者の義務のように感ずることも多くなった。この時期に、最適任者の一人である安次嶺馨くんによる“良医の水脈 ― 沖縄県立中部病院の群像”が出版される運びとなりご同慶の至りである。」

 

ちなみに、私の名前も1箇所だけですけど載っていました(笑)。

インフルエンザ流行状況(第46週)

第46週(11月14日~20日)の沖縄県全体の定点あたり報告数は8.12人だったようです。

この数字は注意報基準値を下回っているのですが、ご存知のように安心できる数字ではありません。

那覇市保健所管内ではいったん基準値以下だったのが、この週で再び注意報基準値に達しています。

また、八重山保健所管内でも引き続き注意報基準値を超えています。

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グラフの形を眺めていたのですが、10月に注意報が出たときには2009年の傾向に似ているのかと思っていました。

けれども、どの年の傾向にも似ていない流行の仕方のような気もします。

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このまま流行が抑えられればいいのですが、例年年末から1月にかけて(特に成人式の週)急にピークが立ち上がる傾向にあります。

 

耳にタコかもしれませんが、手洗いと咳エチケットを守って、予防につとめていきましょう。

インフルエンザワクチンの予防接種も、11月中には受けてほしいと思います。

 

自分次第

菜根譚の中に「天の意志には逆らえないが、跳ね返す策はある」という箇所があります。

「新訳」菜根譚 守屋洋著

 

天が冷遇して幸福をさずけてくれなければ、わが徳をみがいて幸福をかちとるがよい。

天が苦役を課して肉体を苦しめてくるなら、わが心を楽にして苦痛をいやすがよい。

天が苦境に突き落として行く手をはばむなら、わが道を守って初志を貫徹するがよい。

これなら、天といえども、どうすることもできまい。

 

ここでいう「天」とは、おそらく私達がよく遣う「運命」と同じ意味ですね。

「試練」や「逆境」は避けることはできないが、対処はできるというヒントを与えてくれています。

そのヒントとは、

「わが徳をみがくこと」

「わが心をみがくこと」

「わが道を守ること」

つまりは、すべては「我次第」ということ。

 

「な~んだ。」という感じもないではないですが、結局は自分次第であるということは古からの真実なんですね。

 

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「用心棒」と「椿三十郎」

最近は黒澤明監督の作品に見事にハマっています。

時間を見つけては貪るように観ています。

昨日は「用心棒」と、その続編とされる「椿三十郎」を観ました。

いわゆる「チャンバラ時代劇」ですが、エンターテイメントとして最高の映画です。

 

昔からの名作中の名作ですから、私などが語るようなことは既にないことは承知しています。

だから、一言だけ。とにかく三船敏郎がかっこいい。

決してただのスーパーヒーローを描いているのではなく、人間味臭いのが良いです。

強さと弱さを併せ持つのが人間で、そこが魅力なのだと今更ながらに思います。

 

長いにらみ合いの末に一瞬で勝負が決する、ラストシーンは特に有名ですね。

その後に続く映画の演出に強い影響を与えたというのがよくわかるシーンです。

 

 

2017年のほぼ日手帳

この時期になると、9月に注文していたほぼ日手帳が届きます。

年末が迫ってきたことを実感しますし、来年に向けて気持ちも前に向いていく、私にとっての一つの風物詩です。

 

昨日、2017年のほぼ日手帳が届いていました。
 

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2016年のほぼ日手帳を見返してみると、(1年を振り返るにはまだ早いですが)本当にいろんなことがあったというのがわかります。
 
人生は出会いと別れの連続だと言いますが、まさしくそんな1年でした。

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写真やチケット(映画の半券)なども貼り付けるので、段々と分厚くなってきました。

私は取るに足らないことも書き込んでいて、意外にそれがその時を思い出すきっかけになったりします。

 

雑誌の特集や成書のように、時間管理術や夢実現のツールとして手帳を使えればいいのですが、私はそういう使い方が苦手のようです。

どちらかというと、足跡を残しておいて、ちょっと立ち止まって後ろを振り返って、足跡が描いた曲線や起伏を確かめながら、また前に足を運んでいく、そんな使い方をしています。

だから、しみじみするだけで終わることもありますし、「前もこんなこと考えてたんだ」と再発見することもあります。
 
 
 
今年のほぼ日手帳の残りページも少なくなってきました。

これからも、いろいろな出来事を書き込むことができますように。

単純だけど、大事にしたい願いです。
 
 

大雨

昨日の朝は予想外の大雨で、登校や出勤時間に重なったために道路が渋滞していました。

なかば呆れ気味のドライバーも多かったように思います。

 

それにしても、久しぶりの雨です。

例えば、沖縄県のダム貯水率もついに昨年並みに急低下してきていたところでした。

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この雨で、少しでも貯水量が増えてくれればいいと思います。

 

 

「横なぐりの風雨がたたきつけるときには、どっしりと大地に足を踏みしめて、耐え忍ばなければならない。」

菜根譚からの言葉です。なんて言っている場合ではなかったほどでした。

 

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