麻疹の流行

 

沖縄で麻疹が流行しています。

 

正真正銘の非常事態なのですが、新年度の行事を差し置くわけにはいかず、どうしていいかわからない方達が多い気がします。

 

ほぼ毎日、感染者の人数が増えていっており、すでに感染者の封じ込めが困難な状況となってしまいました。

こうなると、重症者を出さないようにすることが第一となります。

県からは麻疹ワクチンの接種の呼びかけがされています。

 

該当する方は早めにワクチン接種をしてください。

また、麻疹かなと思う方は受診の前に必ず医療機関に電話してから受診するようにしてください。

 

 

三色だんご

 

家族から「三色だんご」について教えてもらいました。

 

「三色だんごの三色って、どんな色があったか覚えてる?」

「え~と。ピンクと白と…、あとなんだっけ?」

「緑。」

先の方から、ピンク、白、緑の順番です。

 

「それで、それぞれの色に意味があるんだけど。」

「へえ。」

「色で季節を表しているのよ。ピンクは春。」

「桜のイメージの色かな。」

「白は…」

「白は雪を表すから冬だね。じゃあ、緑は生い茂っている葉の色で夏だね。」

「そうそう。季節を表しているんだけど、ひとつ足りないと思わない?」

「秋?」

「そう、秋がないのよ。だから、「秋ない(飽きない)」ようにって。」

「へえ、知らなかった!」

 

ひとつひとつの色に意味があるっていうのも面白いのですが、意味の中にも隠し味があるというのも面白いですね。

 

Hanami Dango

5月連休中の休診のお知らせ

 

今年もこの時期になりました。

4月上旬に受診した方は、すでに5月上旬の連休についてお知らせしています。

 

5月連休中の休診のお知らせです。

以下の日は祝日になっていますので、クリニックの外来診療は休診となっています。

 

4月30日(月) 昭和の日

5月3日(木) 憲法記念日

5月4日(金) みどりの日

5月5日(土) こどもの日

 

なお、5月1日と2日は通常通りに外来診療をいたします。

 

 

 

 

第3回沖縄県長時間透析研究会のお知らせ(第3報)

 

このブログでも何度もお知らせしているように、4月17日(火)に第3回沖縄県長時間透析研究会を開催します。

今回は特別講演を医療法人かもめクリニック理事長金田浩先生をお招きしての会となります。

 

長時間透析について学びたいという透析医療従事者の方々のたくさんの参加をお待ちしています。

 

金田先生は長時間透析について、実績が豊富なだけでなく、多くの方々にその良さを広めようとされている先生です。

火曜日の開催となりますが、よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

ハーフマラソン

 

先日の日曜日に「第18回あやはしロードレース大会」のハーフマラソンに参加してきました。

地元の方々が応援や給水などのボランティアをしてくれて、手づくり感のある温かい大会でした。

 

 

前半は海風が強く、少し体が冷えるかなというスタートだったのですが、後半から日差しも強く、地面のアスファルトも熱くなっていて靴底を通しても温度を感じるほどでした。

ランナーが熱中症にならないかとドキドキしながら走っていましたが、ちょうど良いタイミングで給水ポイントがあって、よく考えられているなと感心していました。

実際に私も冷たい水の補給に何度も助かっていました。

 

コース上もそうですが、それ以外の場所でも多くのボランティアの方達の働きがあって、楽しく走ることができました。

感謝です。

 

 

インフルエンザ流行状況(第13週)

 

沖縄県の2018年第13週(3月26日~4月1日)のインフルエンザ流行状況が発表されました。(4月4日付)

詳しくはこちら → 「インフルエンザ関連情報/沖縄県

 

沖縄県全体の定点あたり報告数は8.18人で、警報の終息基準値の10人未満となりましたので、「インフルエンザ警報が解除」されました。

 

 

ただし、保健所単位では、八重山で警報基準値を上回っていますので、感染症に対する注意は常に必要です。

 

インフルエンザはひとまず終息しましたが、沖縄県内では「麻しん(はしか)」患者が発生しています。

4月3日の時点で18人の患者発生が確認されているようです。

沖縄県保健医療部地域保健課では、新たにサイトを設け、発生状況を掲載していく予定とのことです。

 

詳しくはこちら↓

沖縄県保健医療部地域保健課HP 「麻しん(はしか)患者の発生について

発熱、発疹があった場合、行動歴等を確認の上、はしかが疑われる場合は、医療機関に「麻しん(はしか)かもしれない」ことを事前に電話で伝えてから、病院の指示に従って受診してください。

なお、麻しん感染の予防は、ワクチン接種が有効です

 

映画「ブラックパンサー」

 

先日、久しぶりに映画館で映画を観ました。

特に何を目当てという訳ではなく、ちょうど開始時間のタイミングがあった映画を観ようということになりました。

それが「ブラックパンサー」

 

下調べする間もなかったので、全くの予備知識なしに席に着きました。

ただ、館内のどこかの部屋で「レッド・スパロー」というスパイ映画をやっていたようだったので、「ブラックパンサー」もなにかの暗号名なのかなぐらいには思っていました。

 

MARVELコミックのヒーロー映画だとも知らずにいたのが、逆に新鮮で良かったかも知れません。

アベンジャーズ・ワールドの一隅の物語だったのですが、主役が分散せずにストーリーもわかりやすく、何しろ格好良かったです。

 

SFヒーローものは、どこまでも荒唐無稽で、あり得ない設定の方が楽しいですね。

ヒーローものが一般的にそうであるように、主人公が強ければ強いほど、相手となる敵役がしっかりしていなければ戦う理由が薄くなってきます。

「こいつも重い十字架を背負っているんだ」と観客を納得させる描写が必要です。

その点、「ブラックパンサー」は、しっかりと敵役の設定を描いていましたし、敵となる理由もはっきりとしていました。

 

全編にわたって格好良くて、楽しい映画だったと思います。

次回作が楽しみです。

 

 

日曜日の散歩

 

夕方に時間があいたので、新都心公園の方まで散歩してきました。

日曜日の公園は、遊んでいる子どもたちの声が遠くに聞こえて、ゆっくりと時間が過ぎていくようです。

日中の強い日差しの名残りはありましたが、日も傾いてきていて、のんびりとした雰囲気がそのあたりを漂っていました。

 

「平和だね」と一緒に歩いていた息子が言いました。

ちょっと目を向けると「平和」という言葉が安易に使えないような世の中です。

 

けれども、何が平和かという具体的なイメージを、この日の風景は示しているのだと思いました。

小さな子どもを遊ばせる母親、芝生の上を走り回る子どもたち、老夫婦が周回コースをウォーキングしています。

自転車から降りて談笑している高校生たち、バスケットやサッカーの練習をしている子どもたち。

やりたいことができて、行きたいところに行けて、話をしたい相手に、したい話をする。

 

当たり前と思っているこの日常こそが、大切な風景なのだと思いました。

 

 

 

旅立ちの季節

 

4月になりました。

一昨日のラジオやテレビ番組では、期せずしてレギュラーのキャスターやパーソナリティーの方々が“卒業”するという場面に遭遇しました。

一昨日は3月最後の金曜日で、ウィークデー最終日でしたから、まさにそのタイミングだったのですね。

 

朝の通勤時に素敵な声で「いってらっしゃい」と呼びかけてくれていた女性パーソナリティーの方も卒業だそうです。

卒業を惜しむリスナーの方々に対して、ほかのラジオ番組のパーソナリティーは続けるのだと言いながら

「今生の別れではございませんので…」

と明るくリスナーの皆さんに呼びかけていました。

その言葉に、とても感心するのと同時に、深く共感していました。

「今生の別れではない」という言葉は、「生きている限り、再び巡り会うことができる」という意味です。

「元気でいてください」という相手への健やかな未来の祈りと、「またお会いしましょう」という再会の約束を含んでいます。

別れの場面で、希望に満ちた言葉に触れた気がしました。

 

改めて、今日から4月ですね。

新年度にはたくさんの出会いがあります。新しい希望もあります。

多くの方が、自分の夢に近づきますように。希望の月になりますように。

 

 

麻しん(はしか)患者の発生

 

すでに各報道期間から報道されている通り、平成30年3月23日に、沖縄県では平成26年以来となる麻しん患者が発生しました。

そして、3月29日に新たに2名の麻しん患者が確認されています。

お二人とも最初の患者さんと接触していた方の発症でした。

 

それをうけて、沖縄県保健医療部地域保健課より注意喚起と県民の皆様へのお願いがありました。

原本はこちらです。→ 「麻しん(はしか)患者の発生について(第二報)

 

県民の皆様へのお願い

麻しんは、感染力が非常に強く、小児が感染すると、肺炎、中耳炎、脳炎などの合併症を起こすことがある感染症です。

麻しん患者と接触した場合は、接触後7〜21日間の健康観察が必要となります。そのため、4月18日までに発熱、発疹等の症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡のうえ、医療機関の指示に従い受診してください。

 

麻しんについて

原因:麻しんウイルス

潜伏期間:10〜12日

主な症状:感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が出現。2〜3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現。

肺炎、中耳炎を合併しやすく、また、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することがある。

感染経路:空気感染(麻しんウイルスの空気中での生存期間は2時間以下)

感染症法:五類感染症

予防:予防接種が有効