心の自由

 

渡辺和子さんの著書の中に、こんな箇所があります。

 

「こんなことで今日一日、いやな思いをさせられてはたまったものではない」と視点を変え、「感謝されるにこしたことはないけれど、されなかったからといって、どうということはない」と思い直すのです。

 

自分をだましているのかも知れません。ずるい、消極的と言われるかも知れません。

でも、世の中は決して自分の思い通りになるものではないし、いつまでもそのことなり、人にこだわっているよりも、それから自分を解放することの方が、精神衛生の上で、どれほどよいかわかりません。

 

 

この文章は「感謝されるに値することをしたのだから、感謝されて当然」と、相手の恩知らずを強調したくなることがある、という書き出しで始まります。

つまり、ものごとというのは得てして自分の捉え方にかかっている場合が多く、心の自由とは全て自分次第ということを述べたものです。

 

こだわりに縛られて不自由になっている方を時々見かけます。

どうしても許せない思いは、その人の人生を台無しにします。

こだわりを捨てて自分を解放すればどんなに楽だろうと思うのですが、自分ではどうしようもないと思い込んでいることが多いような気がします。

 

そういう人々に対して、わかってもらうには言葉では通じないだろうということも経験上知っています。

後戻りができないような強い後悔がなければ、立ち止まり省みることもないかも知れませんね。

 

こだわりを捨てるには、それ以上の強いエネルギー(後悔)が必要です。

そして、後悔には、それと同等の熱量の強い願いが隠されているものです。

 

 

 

こいのぼり

 

どんな道でもそうですが、実際に歩くと新しい発見があります。

今日は朝に国際通りを歩きました。

 

川の上でこいのぼりが気持ちよく風にのって泳いでいます。

最近のこいのぼりは数が多いので壮観ですね。

 

この写真を撮った直後から激しい雷雨が鳴り響いていました。

雨もダイナミックに、ひとつひとつの事柄が夏の到来を予感させています。

 

 

ダイソーマジック「紙が破れないボールペン」

 

久しぶりに100均ショップでリサーチ(というウインドウ・ショッピング)をしていたら、いつの間にかダイソーマジックのシリーズがリニューアルされているのに気付きました。

マジック担当の監修者が変わったのかも知れませんね。

 

(最近まで知らなかったのですが、ダイソーの店内は撮影OKなんですね。

詳しくはこちら → 「よくある質問 | ダイソー|ダイソーホームページ」)

 

ぱっと見ただけでも今回のシリーズは「へえ、こんなものまで取り扱っているんだ」と感心するものばかりです。

 

例えば、この「紙が破れないボールペン」

 

有名なテンヨーさんの「サイキックペン」と原理はほぼ同一のものです。

テンヨーさんのマジックグッズは作りもしっかりしていて1500円ぐらいはするのですが、ダイソーマジックは何と言っても100円です。

 

演技の最後に観客に手渡して確認してもらうことができるように、工夫されているのが素晴らしい!

写真は同じくダイソーのおもちゃコーナーで購入したおもちゃの千円札で。

 

テンヨーさんの「サイキックペン」とダイソーマジックの実演の動画を見つけました。

遜色ない出来栄えだと思います。

 

まずテンヨーマジックのサイキックペン

 

ダイソーマジックシリーズ 紙が破れないボールペン

 

ダイソーマジックのレベルが一段階あがっている感じです。とても感心しました。

 

パッションフルーツの実

 

季節が巡るのは早いですね。

少し前に実家の庭のパッションフルーツが花を咲かせていました。

開花のちょうど良いタイミングを逃してしまったようで、少し萎れた様子が残念な感じでしたが、写真におさめてみました。

 

今日見たら青々としたパッションフルーツの実がぶら下がっています。

もちろん、まだ食べる頃合いではないのですが、季節の移り変わりを感じた一コマでした。

 

うりずんの季節は短くて、すぐに夏がやってきますね。

 

5月連休中の休診のお知らせ

 

前にもお知らせしましたが、問い合わせがありましたので、再度お知らせいたします。

5月の連休中の休診のお知らせです。

 

以下の日は祝日になっていますので、クリニックの外来診療は休診となっています。

 

4月30日(月) 昭和の日

5月3日(木) 憲法記念日

5月4日(金) みどりの日

5月5日(土) こどもの日

 

なお、5月1日と2日は通常通りに外来診療をいたします。

 

 

 

第3回沖縄県長時間透析研究会が終了しました。

 

昨日、4月17日に行われた第3回沖縄県長時間透析研究会はおかげさまで盛況のうちに終了いたしました。

火曜日の多忙な時期に参加していただいた方には、心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

沖縄を訪れるのも久しぶりという金田浩先生でしたが、せっかくいらしたのにも関わらず滞在時間が24時間にも満たないという弾丸ツアーぶりでした。

本当にご多忙なところを遠路はるばる沖縄までよくいらしてくれたと感謝の思いでいっぱいです。

 

特別講演の内容は、透析患者のQOLを第一とした「きつくない透析」を求めながら、なおかつ「しっかり透析」を行うためにどんな工夫をしてきたか、実例をあげながらわかりやすく説明していただいたものでした。

とにかく長時間透析を20年以上も続けてきた実績が違います。

その頑固なまでの姿勢は、患者のために「ブレない」強さを感じました。

とても素晴らしい刺激と、勇気と励ましをいただいた特別講演となりました。

 

写真は、吉クリニック院長の吉晋一郎先生と講演が終了したあとに。

 

「かがみの孤城」

 

今回の出張では、事前に読書する本を準備していなかったので、飛行機に搭乗する前に那覇空港の書店に寄りました。

荷物になるので普段は単行本のコーナーはスルーするのですが、今回は平積みのコーナーにお目当ての本がありました。

 

 かがみの孤城 辻村深月著

 

今年の本屋大賞受賞作です。

大差をつけて大賞に選ばれた作品でした。

 

実はこの本を読むのをとても楽しみにしていて、次の出張ではこれだと決めていたのでした。

(図書カードを持っていてよかったです(笑))

 

一度読み始めると、すっと胸に届くような文体で、一気に物語に入り込みました。

よほど集中している私の姿が印象的だったのでしょう。

偶然に機内で一緒になった先生から「佐久田君、何を読んでいるの?」と問われるほどでした。

 

ネットで拾った内容紹介には、こうあります。

 

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

 

学会出張だったので、本を読む時間は行き帰りの飛行機の中だけだったのですが、一気に読み終えました。

それほど物語の内容に引き込まれていました。

大賞作品だからというのではありません。素直に傑作だと思います。

この作家のほかの作品も読みたくなりました。

 

これから、漫画化やアニメ化されていくのでしょうね。今から楽しみです。

 

第3回沖縄県長時間透析研究会のお知らせ(最終)

 

いよいよ明日になりました。

明日、4月17日(火)に、医療法人かもめクリニック理事長 金田浩先生をお招きして「第3回沖縄県長時間透析研究会」が開催されます。

特別講演「『長時間透析と自由食』は透析患者高血圧を改善します」

 

今回の診療報酬改定で、長時間透析に対する評価が明らかに変わってきたように思います。

その長時間透析をずっと以前から実践されてきた金田先生の特別講演です。

 

参加対象は医療関係者となっております。ご興味のある方は是非ご参加ください。

 

憧れの早朝ラン(京都出張編)

 

内科学会に参加するついでに、憧れの「出張早朝ラン」を計画しました。

と言うのも、学会の窓口を通して予約したホテルが、伏見稲荷大社の近くで、これはやらない手はないだろうと思ったのです。

 

伏見稲荷大社と言えば、大人気の観光スポットです。

開所時間を過ぎた後では、人混みがすごくて到底ランニングなど出来るはずがないだろうというのは大体予想がつきました。

なんとか開所前の早朝なら、という期待だけで計画しました。

 

私なりに頑張って早起きをして、午前6時前にはホテルを出発して、スタート地点に到着しました。

小雨も降っていましたが、雨男なのでその準備はしてきています。

ランニング用のビニールポンチョを被って、雨対策して走りはじめました。

予想通り、人の姿もほとんどないようです。

 

 

要所に道案内図があるので、わかりやすく助かりました。

やはり目指すのは山頂にある一ノ峰です。

 

千本鳥居をくぐりながらのランニングは幻想的で、200メートル超の登りだったのですが、一気に気分が高揚してきているのが自分でもわかりました。

 

本当に夢のような贅沢な時間を過ごしたと思います。

 

途中で、杖をつきながら慎重にゆっくりと石段を下っていく高齢のご婦人達に会いました。

あいさつをすると、「お元気ですね」と明るい返事が返ってきます。

「私達は午前3時に出発したんですよ。」

私は山頂の一ノ峰のみの参拝でしたが、この方たちはひとつひとつに丁寧に参拝してきたのでしょう。

「お疲れ様でした。ずっとお元気でいてくださいね。」

そう言ってお互いの幸せをお祈りしました。

 

気がつけば、雨も気にならないさわやかな早朝ランニングになったと思います。

私の日常の穢れも少しは落ちてくれたかも知れません(笑)。

 

第115回日本内科学会講演会

 

今日土曜日を移動日として、明日3日目のプログラムだけの参加になりますが、京都で開催されている第115回内科学会に参加します。

以前にもお話しましたが、内科と言っても、感染症内科、消化器内科、循環器内科、糖尿病内科、腎臓内科、神経内科…など、数多くの専科に分かれる傾向にあります。

ですから、日ごろは自分の専門にどっぷりと浸かっていることが多いのです。

 

1年に1度でも、各専科のオーソナリティーの先生方の知見に触れる機会があるのは、非常に貴重で有益です。

できるだけ参加するように心掛けているのですが、なかなか3日連続でと言うのは勤務医の時でさえ難しく、今のように開業医の身分では日常の診療を抜けるわけにいかず、空いた時間を利用してということになってしまいます。

沖縄からだと移動時間がなかなか大変ですが、それでもやはり楽しみな学会のうちのひとつにあげられます。

 

今日、京都に出発します。