新語・流行語大賞

毎年チェックしているはずなのですが、今年はどうしたわけか全くノーマークでした。

そう言えば、もうこんな時期です。

テレビやラジオで取り上げられているのを目や耳にして「しまった、チェックし忘れてた」と慌てて情報収集しました。

「新語・流行語大賞」のことです。

今年は年間大賞が「そだねー」

平昌オリンピックの女子カーリングチームのコミュニケーション力を象徴する言葉でした。

トップテンに入った言葉で、私が知っているのは

「(大迫)半端ないって」

「災害級の暑さ」

「スーパーボランティア」

「#MeToo」

悲しいことにこの程度。ほかは「こんな言葉が流行していたのか」と半ば自嘲気味に降参するしかありませんでした。

「ボーっと生きてんじゃねーよ!」というのは言葉としては意味がわかりますが、誰が言ったのかとか、この言葉の背景が全くわかりません。

今年、「ボーっと生きて」いたのかも知れませんね。

改めて、世の中の流行って何なのだろう?って思ってしまいます。

「流行に乗らなくてもいいや」みたいな感じがなくもない…かな?


ついに皇居ラン

前回の出張の時は、あいにくの雨でしたので自重しました。

今回の出張では沖縄との気温差はあるものの、雨で濡れることもなかったので、ついに憧れの「皇居ラン」をしました。

1週間前にはNAHAマラソンを走っていたなんて、夢のようです。

NAHAマラソンのリピーターの皆さんが口々に「帰ってきました!」と嬉しそうに言うのは、本心からの言葉なのだろうなと思います。

さて、「皇居ラン」の初めはゆっくりと。

筋肉の疲れの度合いがどんなものかと確かめながら、足を運び始めました。

幸いに筋肉痛もないし、関節もよさそうです。

ふくらはぎに負担がかからないように、股関節を意識して足全体を繰り出すように走り出しました。

冬の朝の空気が頬をこすってきます。

それも、走っているうちにだんだんと温まってきました。

市民ランナーの方々とあいさつを交わしながら、気持ちのいい「皇居ラン」の初体験でした。

マラソン後のムクミ

マラソンが終わって3日後のお話。

自分ではあまり自覚がなかったのですが、娘に「お父さんの足、ムクんでいるんじゃない?」と言われてしまいました。

指さして「何それ!」と驚いています。

その時、私は床に足を放り出して座っていて、そこにあったペットボトルをふくらはぎに当てていたら気持ちよかったので、足を乗せてくつろいでいました。

そのペットボトルの表面の模様がふくらはぎにくっきりと彫刻のようについているのです。

「スゴ!」

娘に言われるまで気づかなかった私も私ですが、確かに体重の記録を見ても変化は歴然でした。

マラソンのように長時間の運動では、脱水にならないように体に水分をため込む抗利尿ホルモンの分泌が増してきます。

体重が増加しているのは、いわゆる「水ぶくれ」の状態です。

体の防御機能が正常に働いている証拠でもあるのですが、体重が戻ってきているのは、それが5日経って平常時に戻ってきているということなのでしょう。

水の過剰摂取は低ナトリウム血症となって、重症の場合は脳浮腫をきたす非常に危険な状態となります。

私たちの世代は、幼い頃、スポーツ時に「水を飲むな」の時代を経験しています。

それから「できるだけ水を飲むように」に変遷し、水中毒の苦い経験を経て「水分と塩分を適度にとること」の重要性を痛感しています。

この「適度」というのがなかなか難しいのですが、今はスポーツドリンクや電解質補正用の飲料やタブレットも広く出回っていますから、それらを利用しながら、自分の体の変化に注意を向けて対応していくということですね。

(ムクミに気づかなかった私が言うなって感じですが(笑))

余談です。

抗利尿ホルモンはアルコールで分泌が抑えられますが、マラソンの後のビールがムクミをとるかどうかは「個人の適量」がわからないだけに不明です(笑)。

「筋トレが最強のソリューションである」

先日から「筋トレが最強のソリューションである」をオーディオブックで聞いています。

筋トレが最強のソリューションである Testosterone著

この本は私の琴線をエレキギターよろしくギュギュギュイーンとディストーションいっぱいにかき鳴らしてくれました。

いやあ、実に見事です。

人生の悩みのほとんどが「筋トレ」で解決できると断言しちゃっています。いや、むしろ「筋トレ」で解決できないものは、悩む必要のないレベルの問題だとも言い切っています。

この単細胞的な思考をブレのない直球でぶつけてくるものですから、潔くてさわやかなんですね。

オーディオブックですから、大喜利のようにあの手この手で攻めてきます。

ずっと聞いていると、危うく部屋の奥にしまってあるダンベルを持ち出して筋トレしそうになりました!(笑)

「筋トレ」って宗教だったのか!と思うぐらい、洗脳されそうになります。

(アブナイアブナイ(笑))

でも、メンタルが弱っている人には運動をおすすめするのには大賛成です。

よく眠る、3食を欠かさず食べる、運動する、太陽の光を浴びる、人と話す…。

その基本的な生活ができていれば、人間って幸せなのかも知れませんね。

「道」

 

草野心平さんと言えば、「蛙の詩人」と言われるほど、蛙をテーマにした詩が多いことで知られています。

なかでも「春殖」と題した詩は有名ですね。

るるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる 

 

絵画的な手法で「蛙の卵がつらなっているところ」を表現したものです。

「冬眠」はもっとシンプルです。

 ●

なるほど、と思わず唸ってしまいますね。

このように、草野心平さんは自由な表現者というイメージがあります。

「道」という詩があるのですが、その全文がどうしても探せないでいました。

先日、ふとしたきっかけで目にしましたので、紹介しますね。

 

*

 道

 

                   草野心平

いくどもいくども突きあたり

眞空圏にのめりこみ

いくどもいくども

よろよろよろけ

たちあがり

よろよろよろけ

たちあがり

ああその果てに

己れの過信にどきりとし

行はざるものの

それは錯覚にすぎないと

よろけなどとはずゐぶん立派なお話だと

天日のもと泪し

決意し

そして新しく行かうとします

わが行く道よ正しくあれ

石ころごろごろたりともわが往く道よ大きくあれ

 

*

 

「わが行く道よ正しくあれ、石ころごろごろたりとも、わが往く道よ、大きくあれ」という一節が特に心に響きます。

 

 

「五常訓」

 

伊達政宗はどの世代のアニメ好きや歴女、年配の方にも人気の戦国武将です。

伊達政宗が記した「五常訓」には「仁義礼智信」について諭したもので、よく読んでみると何ともユーモアに溢れています。

 

*

仁に過ぐれば弱くなる。 

義に過ぐれば固くなる。

礼に過ぐれば諂(へつらい)となる。 

智に過ぐれば嘘をつく。

信に過ぐれば損をする。

 

氣長く心穏かにして、萬に儉約を用て金銭を備ふべし。

儉約の仕方は不自由を忍ぶにあり。

 

此の世に客に來たと思へば何の苦もなし。

朝夕の食事うまからずともほめて食ふべし。

元來客の身なれば好嫌は申されまじ。

今日の行をおくり、子孫兄弟によく挨拶をして、娑婆の御暇申すがよし。

 

*

特に「此の世に客に來たと思へば何の苦もなし。」「元來客の身なれば好嫌は申されまじ。」とは、なかなかしゃれています。

伊達政宗が、いつまでも人々に愛される所以でしょうね。

 

 

まだちょっとマラソンのこと

 

今回のマラソンで、自分の身体の変化で面白いことに気づきました。

27℃を超える暑熱環境で走り続けていたので、脳が「もうやめなさい」という指令でも出したのでしょうか。

走っているのに、眠いのです。

「ん?これは熱中症か?」「脱水?」

私の実力ではとても務まりませんが、気持ちのうえでは「メディカル」を背負っているつもりでいるので、身体の不調ならば迷惑がかからないようにリタイアするつもりでした。

けれども、足は前に出ますし、気分不良があったり、頭痛があるわけでもありません。

体調は大丈夫なはずです。中間地点を超えたあたりからランニング・プランを変更して、もっぱら「フード・マラソン」(ひたすら沿道の応援の皆さんの差し入れをありがたく頂きながら走ること)に切り替えていました。

でも、眠いのです。横になって眠れば、気持ちがいいだろうなあと思うほど眠くなっていました。(満腹になったから、というわけではありません)

「これは脳がきっと走ることをやめさせたがっているに違いない」

そう思って、それでもしばらく走り続けていると、今度は「ネガティブ・キャンペーン」の波が押し寄せてきました。

「なんでこんな暑い中を走っているんだ」

「この2か月はまともに練習もできなかったから、完走できなくても当たり前じゃない?」

「ほらほら、またふくらはぎに『ピキッ』って痛みが走るよ」

「この上り坂、長いよ。きついよ。歩いたほうがいいんじゃない?」

キタ~!と思いました。このネガティブの波は必ず来るものだと実は予想していたものです。

疲れがたまってくると、ネガティブなことばかり浮かんできます。

ネガティブをいちいち否定してポジティブに変換するにはエネルギーを消費してしまうので、対応策を考えていました。

私の場合、ステップをひたすら数えるのです。

「1、2、3、4、5、6、7、8、1、2、3、…」

眠くなったり、ネガティブ・キャンペーンをしたり、脳っていろんなことをしかけてくるものだと思います。

それを観察していくのも、また面白いのですが。

 

 

余韻に浸る

NAHAマラソンが終わりました。

お祭りが終わった後の寂寥感…とまではいきませんが、しばらく余韻に浸っています。

応援側に回ったスタッフも皆一様に「楽しかった」と言ってくれたので、参加して良かったと思います。

 

沖縄タイムス社さんがランナーの写真をサイトにアップしてくれていて、自分や知り合いを探すだけでも楽しいひと時です。

思いがけないほど素敵な満面の笑顔を見ると、こちらまで嬉しくなってきます。

 

去年は初マラソンで、どちらかというと一人ぼっちの参加でした。

(応援に駆けつけてくれた人もいたのですが、私が顔をあげないフォームのため誰にも会わずに通り過ぎてしまいました。)

今年はモチベーションをあげるためにチームTシャツを準備したのが功を奏しました。

蛍光の黄色なので、2人並ぶとかなり目立ちました。(3人並んでいました笑)

応援が力になるって言うのは本当です。

特にヘトヘトになったマラソンの終盤は、「応援してくれている人達のために」と思えば、無理だと思った心のエンジンをもう一度吹かして頑張れます。

純粋に「自分のために」で踏ん張ろうとしても、それでは燃料が足りないものです。

 

感謝感謝の1日でした。

 

 

 

第34回NAHAマラソン

 

今日は第34回NAHAマラソンに参加してきました。

スタート時間にはやや曇りがかっていたので、「助かった!」と思ったのですが、とんでもない勘違いでした。

25℃を超える夏日の陽射しは曇り空だろうが、紫外線で肌を焦がしました。

とにかくランナー(NAHAマラソンでは『ジョガー』と呼ぶのですね)が多いこと!

そして、酷暑の中のマラソンだったので、息苦しいぐらいでした。

平和祈念公園内の第一制限地点を通過した時には(もうこれで終わってもいい)と思うぐらいでした。

それでも、自分の体調と残り時間を吟味しながら、なんとか走りきりました。

聞くところによると、今回の完走率は60.15%だったとのこと。

自分の体調としっかりと向かい合って無理をしなかったということの表れだったと思います。

勇気を持ってリタイアしたランナーには、敬意を評したいと思います。

 

それでも、何より嬉しかったのは、走ろう会のメンバーのほとんどが完走したこと!

私のわがままによく付き合ってくれたと頭が下がるのと、その頑張りに拍手を送りたいです。

 

そして、やはりなんといっても沿道の皆さんの応援の素晴らしかったこと!

あの応援があったから完走できたと言っても過言でありません。

今年もありがとうございました!

 

 

ナンバーカード(ゼッケン)受け取り

 

夕方、NAHAマラソンのゼッケンナンバーを受け取りに行ってきました。

奥武山公園への橋を渡ると大きなバルーン・アーチが設置されていて、それだけでもお祭り気分を盛り上げてくれます。

武道館アリーナ棟の中に入ると、ナンバーごとに別れていて、引換券を提示するとすぐにゼッケンを受け取ることができました。

建物の外では、あちらこちらでランナーのグループがリラックスした感じで談笑していました。

余裕のあるベテラン・ランナーの雰囲気は、周りを爽やかにしますね。

「健やか」という言葉がよく似合う雰囲気です。

あっという間にいよいよ明日になってしまいました。

あとはもう、皆さんと一緒にマラソンを楽しみたいと思います。