夏の甲子園

 

夏の甲子園が開幕しました。

100回記念大会ということで、開幕前から盛り上がっているようですね。

この大会に出場するのもその世代のめぐり合わせでなければできませんし、それこそ節目の大会で優勝できたら、すごいことです。

高校生のスポーツ(もっと広くはアマチュアスポーツ)は数多くあるのになぜ野球だけが?という気持ちもないではないですが、しばらくはこの盛り上がりに付き合おうと思っています。

 

とにかく沖縄のおじい、おばあは高校野球が大好きです。

孫の世代が一生懸命プレイする姿を愛おしく思うのでしょう。

テレビの前にかじりつくのは、夏の風物詩ですね。

 

 

Hanshin Koshien Stadium 2007-19

夕涼み

 

「夕涼み」という言葉を使うことが憚れるほど、暑さと湿気に悩まされる日が続いています。

実家に行くと、母が小学生の姪と庭に小さな机と椅子を並べて座っていました。

「お、いいねえ」

「家よりここの方が涼しいからね」

緑のカーテンでなんとも贅沢な避暑地です。

そういえば、沖縄こそ避暑地だと言っていた友人がいました。

日本全国の気温をみると、確かに沖縄の方が低いぐらいです。

今年に限っては日本全体が亜熱帯になってしまったようです。

 

熱中症にくれぐれもご注意ください。

 

 

旧盆中の休診のお知らせ

 

すでに1ヶ月を切っていますので、旧盆中の外来診療の休診のお知らせをいたします。

8月25日(土)はウークイとなっておりますので、休診となります。

なお、透析業務は通常どおり行っております。

 

8月23日(ウンケー)と24日(ナカヌヒー)は通常通り診療しております。

 

よろしくお願いいたします。

 

「夏とおじいさん」

 

小川未明の「夏とおじいさん」が、最近青空文庫に掲載されました。

こちら → 「夏とおじいさん

 

こんなあらすじです。

*

気難しくてお金に厳しいおじいさんが、病気になって不自由になりました。

病気になったら雇い人たちにも少しは優しくなるだろうと思っていたら、とんでもありません。さらに気難しさが助長していったのでした。

暑い夏になると、ハエがおじいさんの頭の上に止まります。はたくと逃げる。しばらくするとまた止まる。なんとも腹立たしい。この腹立たしさを雇い人たちにぶつけました。

ある日、おじいさんはビルの5階に移り住むことにしました。そこは風が吹いて涼しく、ハエもこない。なんとも快適です。けれども、困ったのは雇い人達です。呼びつけられれば5階のおじいさんのところまで行って世話をしなければなりません。

ところが、ビルのエレベーターが故障してしまいました。雇い人達は示し合わせて、これを機会におじいさんの世話を控えるようにします。

おじいさんは最初は激怒するのですが、やがて気づいたのでした。

「そうだ。おれは、もっと謙遜にならなければならない。そして、人を信じなければならない。この世の中は、おたがいに助け合わなければならぬところだ。」と。

お腹がすくとカゴにお金を入れて5階のマドから地面へとおろしました。

そのカゴの中にはこんなメモ書きを添えました。

「もし、このお金で、パンを買って、この中へいれてくださればしあわせです。そして、あなたの手間賃もお引きください。」

しばらくしてカゴを引き上げると、そこにはやわらかなパンがはいっていました。そして、釣り銭もちゃんと入っていたのでした。

*

小川未明(おがわびめいと読みます)の童話は、どれも短くて読みやすいと思います。

おじいさんがどうしてこう悟りに近い変化が得られたのか。

そのへんは童話ということもあってか、詳しくは描かれていませんが、大人の私はそこがとても知りたいところです。

 

気象情報

 

日中はずっと診察室にこもっているので、外の天気に疎かったりします。

「今朝の大雨はすごかったね。」

夕方にそう言われても「え?雨降ってたの?」という反応しかできなくて、怪訝な顔をされることがあります。

 

今日の雨は間違いなく台風12号の影響です。

台風がらみですが、7月は本当に雨が降りました。

カラ梅雨のうっぷん(?)を跳ね返すような降り方だったと思います。

ダム貯水率も平年値なみに落ち着いてきているので、少しほっとしていています。

 

例年だと8月に発生する台風は5.9個。沖縄への接近数は2.3個です。

「週末に台風」という悪循環パターンにもなり得る数です。

8月は心配のタネが尽きません。

気象情報に十分注意していきましょう。

 

「心よ」

 

八木重吉の詩を以前に紹介しました。

こちら → 「まちがい

 

以前にも書きましたが、八木重吉の詩集を読んでいると、それらの詩が短いだけに奥深まらずに読み飛ばしてしまうのはもったいないです。

それは、まるで心象を切り取って見せる断面図が並んでいるショーウインドウのようです。

 

例えば、青空文庫に「秋の瞳」という詩集があります。

詩と詩の境目が本当に狭いために、つらつらと読んでいってしまいそうになるのを、必死でブレーキをかけながら読んでいきます。

読み進める…のではなく、読みとどまる。そんな感じです。

 

その中で、今日の気持ちに寄り添ってくれるような詩と出会いました。

 

 心 よ

 

こころよ

では いつておいで

 

しかし

また もどつておいでね

 

やつぱり

ここが いいのだに

 

こころよ

では 行つておいで

 

 

「ここ」にもどっておいでというからには、その心とは「私の心」でしょう。

その心が自由に行ったり戻ったりすることができるのでしょうか。

いったいどこに行くのでしょう。

詩人にとっては、自分の心も客観視して観察の対象です。

「行っておいで」

自分でないところに行って、でも、また戻っておいで。

詩人は哀しいのでしょうか。ふと、そんな気がしました。

 

琉大ミュージカル2018のお知らせ

 

今年も琉大ミュージカルのフライヤーが届きました。

毎年宣伝させてもらっている、琉大学生さん達の素晴らしいミュージカルです。

 

 

文面そのまま転載しますね。

 


 

20周年を迎える琉大ミュージカル!

今年の演目は、

「Singin’ in the Rain~雨に唄えば~」

 

~あらすじ~

舞台は1920年代、サイレント映画全盛期のハリウッド。

名優ドンとリナが今日も映画界を賑わせる。

誰もが羨むビッグカップルだが、実際はリナの一方的な片想い。

ドンは、駆け出し女優キャシーの夢を追うひたむきな姿に心惹かれるのだった。

そして時代は、サイレント映画からトーキー(有声)映画へ。

流行りに乗り遅れまいと彼らの最新作もトーキー化を試みるが、度重なる大苦戦。

存続の危機に直面したドンとその親友コズモ、そしてキャシーの3人が考えた秘策とは…?

ドンの俳優人生は…?恋の行方は…?

逆境の時こそ、唇に陽気な唄を、心に希望の太陽を!

見逃せないミュージカルが今幕を開ける!

 


 

公演日:2018年8月5日(日)

開場:15時30分 / 開演:16時00分

当日券販売開始:14時30分

場所:沖縄市民会館 大ホール

※駐車場には限りがございます。できるだけ公共の交通機関を利用してお越しください。

※当日は混雑が予想されますので、お早めのご来場をお勧め致します。

 

チケット料金   【7月1日(日)販売開始!】

前売り:1200円、当日:1500円

※未就学児膝上無料(座席無し)

※当日券の数には限りがございます

チケットの購入につきましてはプレイガイド、または琉大ミュージカル関係者からお買い求めください。

 

プレイガイド(前売り券販売店)

・琉球大学生活協同組合中央店

・TSUTAYA山内店

・ジュンク堂那覇店

 

※台風接近の際のお願い※

公演日に台風の接近や不測の事態が起きた場合、急遽やむを得ず「公演日時の変更」をする可能性がございます。その際は、琉大ミュージカルのブログ、Twitter、ホームページ等のSNSで情報を提供いたしますので、御手数ではございますが、確認をお願い致します。こちらも可能な限り早急、且つ、最善の対応に努めて参ります。

 

琉大ミュージカルの最新情報はTwitter、ブログ、ホームページで確認することができます。

Twitter: @ryudaimusical

ブログ: 

http://ryudaimusicalproduction.ti-da.net/

ホームページ: 

http://ryudaimusicalkoho.wixsite.com/ryudaimusical

 

 

お問い合わせ先

琉大ミュージカル 代表 服部洋一

TEL/FAX 098-895-8366

Mail: rm2018rain@gmail.com

 

 

欲が出てしまいました

 

「なんとなく」で取り組んでいることの方が、結果的に良いことがあります。

そのスタンスが良いのは、何より肩に力が入っていないことでしょう。

結果オーライを見越していて、こだわっていない分だけ自由でいられるのも良いことです。

ただし、今回はちょっとだけ欲が出てしまいました。

 

なんのことを言っているのかというと、ランニングの「月間100Km」走破のことです。

上のような感じで「なんとなく」「こだわらず」まあ、結果的に100Kmを超えていたらラッキーのつもりでいました。

それが、この週末を前に残りあと20Kmという距離です。

また微妙な距離を残したものです。

 

実は先月6月のランニング距離が125Km。スロージョギングを始めたのが去年の10月からで、それ以来9ヶ月間100Km超えを果たしていました。

昨日の土曜日の夜に7Km走ってみました。右膝の調子が悪かったのですが、肩甲骨と腹筋を意識していたら痛みを感じずに走れていました

そして、今日。残り13Kmを走れば到達する計算です。

熱中症の心配があるので、昼間はダメです。

夜には用事があります。

午前5時起きというわけには行きませんでしたが、予定よりも寝坊はしてしまいましたが午前8時前にはスタートしました。

日差しは思ったよりも強くなく、風もあって、しかもランニングの途中で小雨も降ってくれるというお膳立てつき!

13Kmちょうどでなく、少し色を付けて13.7Kmを走りました。

 

これで10ヶ月続けることができました…が、ちょっと「こだわり」が出てきたので逆に心配です。

今までは結果的に到達していただけというスタンスだったのが、今回無理やりにでも100Kmを狙ってしまいました。

8月はどうなってしまうのでしょう?

自分でもわかりません(笑)。

 

 

淡きこと水のごとし

 

私はよく「ヒジル~」(冷たいの意)と言われます。

つかずはなれず淡々としたつきあいの中でこそ、本当の関係ができるのだと思っているところがあります。

 

少し背伸びをして、「友だち」のように近しくあらねばと思って行動していた時期もありましたが、やはり性に合わなかったようです。

長続きしないどころか、疲れましたし、少々傷つきもしました。

 

何ごとにもとらわれないことを信条とする禅の世界に惹かれるのはそのせいかも知れません。

「どうせヒジル~だから」と思っていたのですが、私だけではなかったのですね。

 

荘子がこんなことを言っています。

 

「君子の交わりは淡きこと水のごとし」

そして「小人の交わりは甘きこと醴(あまざけ)の如し」と続きます。

 

今から2300年前の人も同じことを思っていたのですから、人の普遍的な心理なのかも知れませんね。

 

Zhuangzi

マンガで学ぶ熱中症

 

以前にこのブログでマンガ「はたらく細胞」が面白い!というお話をしました。

こちら → マンガ「はたらく細胞」

 

その『はたらく細胞』公式が「第6話 熱中症」を特別無料公開してくれています。

公開先はこちら → https://t.co/LWnu6TcqAV

 

この時期、熱中症をマンガで学ぶというアイデアは、注意喚起の意味もあってとても良いですね。

 

2年前には沖縄県保健医療部が「熱中症予防のうた」(唄:きいやま商店)を作成しました。

みんなで声をかけあって、熱中症を予防していきましょう。