2024年 大晦日に

 

玄関に正月飾りを取りつけながら、もう大晦日になったのだと改めて感じました。

1年が過ぎるのは早いものです。2012年12月30日にブログを開設してから、昨日でちょうど12年が経過し、今日から13年目に入りました。これまで毎日書き続けてきた習慣を振り返ると、一見地味な作業でも、積み重ねにはそれなりの重みがあると感じます。

 

2023年の中頃からは、サンキュータツオさんの著書『ヘンな論文』を意識しながら、文献紹介のスタイルを取り入れました。医療や科学はもちろん、生物や心理学など多岐にわたる論文を題材にし、BMJやJAMA、Natureといった主要ジャーナルのオープンアクセスを活用しています。専門的な文献を誰もが気軽に参照できるのは、情報の民主化が進んだ今ならではの強みです。

 

一方で、もともと私は「マジック」や「ビートルズ」、「初期仏典」、「ミステリー」といった、いわば何でも興味を引かれる性分です。過去にはそれらをテーマにブログを書いては、思いがけない角度から反響をいただくこともありました。来年もこうした個人的な趣味を大切にしながら、多様な視点を盛り込みたいと思います。

 

毎日投稿しているわりに「誰にも読まれないブログ」などと気楽に言ってきましたが、実際には一定数の方々が目を通してくださっているようで、本当にありがたいことです。

 

大晦日の静けさのなか、自分の足跡を振り返りつつ、新しい年に向けて小さなわくわくを抱えています。読んでくださる方に、少しでも心地よい時間を提供できるよう、これからも日々工夫を重ねていきます。

次の一年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。