映画「フラバー うっかり博士の大発明」

 

私たち世代は、懐古趣味に興じるにはちょうど良い年代と言えます。

「シンウルトラマン」の「初代マン」より世代は下ですが(私たちは『帰ってきたウルトラマン』の世代です)、もう片方の「シン仮面ライダー」は見事にストライクゾーンに入っていて、なんなら直球ど真ん中です。

そういうコンテンツがあるとクリックしてしまうせいなのか、YouTubeのおススメには記憶の片隅に追いやられてしまって、1度も浮上したことのない古いものまで、あがってきます。

先日、サムネに釣られて見てしまったのが「フラバー うっかり博士の大発明」でした。

小さい頃、嘉手納の映画館で従兄と一緒に観た記憶があります。

ただ、調べてみるとこの映画は1961年の公開で、私が生まれる前です。私が観たのは恐らくリバイバル上映だったのか、何かとの2本立て同時上映だったのかも知れません。

もうひとつ。私はこの映画をてっきりカラー映画だと思っていました。Wikipediaで確認してもカラー化したという話もない(ビデオ化の時にはカラー化したようです)ので、モノクロで観ていたのを脳内でカラー変換していたようです。

モノクロテレビを普通に見ていた時代でしたから、そういう脳内変換は得意だったのでしょう。

1997年に「フラバー」としてリメイクされています。

弾性物質であるフラバーをエンジンに取り付けた自動車が空中を飛び回ったり、靴の底につけてバスケットやアメフトでスーパープレイを連発したりするシーンが、子どもの私にはとても魅力的でした。

それを、思い出しました。

YouTubeなどの動画サイトは、アーカイブされた動画の、宝庫ですね。