当然のこととして改めて考えたこともなかったけれど、よく調べてみたら実は違っていたというのは、思ったより多いかも知れません。
意外に思うかも知れませんが、医療の世界では、常識のつもりで当たり前にやっていたことが、後になってエビデンスを拾ってみたら違っていたということは割とよく経験します。
例えば、消毒の仕方とか、清潔の考え方とかはそうです。
うんと昔は清潔を保たなければならない病室などは、スリッパに履き替えることが必須でした。
今は、スリッパや靴を触ることが清潔でないことを重要視していますので、滅多なことでは履き替えることはしません。
消毒液の種類にしてもそうです。昔、傷に赤チンキを塗った覚えのある人は多いことでしょう。(年齢がバレてしまいますね 笑。)
ちょっと前までは常識だったことが、最近では通用しなくなったということは多いと思います。
そのためにも、医療関係者の柔軟性というのは常に求められますし、情報に取り残されれないようにアンテナをはることと新しいことを取り入れる姿勢が必要です。
ただ、医療関係者の多くは柔軟ではあるのですが、誰もが懐疑的です。
まず、新しいことをすぐに鵜呑みにしません。「それ、本当?」と疑ってかかるものです。
信じるには、その根拠となる証拠が求められます。
健康に関することは、様々な情報が流れるものです。実際、コロナウイルスに関しても多くの情報が流れました。
真偽が定かでない情報は疑ってかかることをおすすめします。
推理小説に登場する探偵に似ていますね。「自分で確かめたこと以外は信じない」が基本スタンスです。