一昨日のこと。
JKの娘とふたり、用があって外出した際、目的地に向かう途中のおもちゃ屋さんの前を歩いていました。
たまたま向こうから小さな子ども連れのファミリーとすれ違いました。
若いご夫婦で、お父さんは小さな子どもを抱っこ、お母さんは幼稚園に通っているぐらいの女の子の手をひいています。
すれ違いざま、聞くとはなしに女の子の声が聞こえてきました。
「ねえ、サンタさんがくれるんじゃないの?」
そのまま会話の声も届かないほどに通り過ぎてしまいましたが、それを耳にした私と私の娘は「え?」と思わず顔を見合わせました。
もしかしてバレちゃってる?
「今、おもちゃ屋さんから出てきたよね?」
「お母さん、なんて返事したんだろう?」
あの年代の子どもにとって、サンタさんはファンタジーそのものの存在です。
理屈を抜きにして、サンタさんを信じていられる子どもの時期を、私たちは大切にしたいのです。
かつて子どもにバレないように、必死のコンビネーションを駆使するのは当然のことでした。
何ならサンタさんからのプレゼントと両親からのプレゼントを、2つ準備するぐらいやっていたと思います。
「お母さん、ちゃんと返事できたかなあ?」
「かわいかったよね。子ども。」
お節介だというのはわかっているのですが、どうしても気になってしまう出来事でした。