2分間ほどの短いスピーチですが、とても印象的なプレゼンです。
演者のデレク・シヴァーズ氏は、インターネット上でミュージシャン達の音楽CDを販売する「CDベイビー社」の創業者です。
経歴以上に、気づきが豊かな方なのですね。
プレゼンでは日本とアメリカの町の捉え方の違いについてお話しています。
日本では町の区画に番号を割り当てて、通りは区画と区画のあいだの空間とみなされています。
例えば、日本に来たアメリカ人に日本の人に訊ねました。
「すいません この道は何という名前でしょう?」
「はい 向こうが17番地で こっちが16番地です。」
「じゃなくて この道の名前を知りたいんですが?」
「道の名前なんてありませんよ。名前は区画についています。これが14番 15番 16番 17番 18番 19番地です。区画にはみんな名前があります。そして、区画の間の名前のない部分が道です。」
日本ではこれが常識ですが、アメリカでは逆に通りに名前をつけ、建物に番号を割り当てるのですね。
彼は話の中でこう言っています。
「これだから私は時々地球の反対側を訪れるのが好きなんです。
自分たちが意識せずに仮定していることや、その逆だって正しいものでありうることに気付かせてくれます。」
「何であれ正しいことの逆はまた正しい」という言葉がインドにはあります。
だからTEDやその他の場所で素晴らしいアイデアを耳にしたら思い出してください。
その逆もまた正しいかもしれないと。
短いプレゼンですので、是非ご覧ください。
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