人に「これは哲学かも知れない」と薦められて読んでみたのですが、何度読んでも飽きません。
確かに、とても面白くて考えさせられる辞典です。
例えば、【あまえる】の項
あまえると 犬と 子どもは からだを
おしつける。
大人は いろんなものを おしつける。
たとえば、なやみ、くろう、犬、子ども。
最後の二つに思わず吹き出してしまいました。挿絵がとてもかわいいのです。
それから、【あとで】の項
大人は しばらくしたらの意味
子どもと 犬には
ダメという意味
その状況を想像して、大人としてかなりウチアタイしてしまいます(笑)。
【わるいこと】
子どもは 大人が いやがること
大人は じぶんが されると
いやなこと。
犬は 人が いやがること
善悪の基準は絶対的なものではなく、その時々の相対的な価値観で決まる…を地で行くような言葉ですね。
思わずうなって納得してしまいました。