「いつくしみの瞑想」

偈(げ)とは、仏さまの教えを述べたお唱えごとだそうです。

 

 心を清らかにする気づきの瞑想法 監修:アルボムッレ・スマナサーラ

 

この本の中にある「いつくしみの瞑想」は、その言葉を繰り返し唱えることで清らかで穏やかな気持ちになるのだそうです。

 

最初の一小節がこういう感じです。

 

私が幸せでありますように

私の悩み苦しみがなくなりますように

私の願いごとがかなえられますように

私に悟りの光があらわれますように

 

私が幸せになりますように

 

「私」がオモテに出すぎている気がしますか?

けれども、自分自身に対するいつくしみの心を育てることは大切ですね。 第一歩はそこから始まります。

現代は、自分のことを粗末に扱う方があまりに多いかも知れません。

 

「私」の幸せを願った後に、「親しい人々」、「生きとし生けるもの」の幸せを願うことへと続きます。

 

この「偈」はそれだけで終わりません。

オプションだということですが、難度が高いと思ったのはその次からです。

 

「私の嫌いな人々」や「私を嫌っている人々」についての幸せを願うというものです。

 

私の嫌いな人々も幸せでありますように

私の嫌いな人々の悩み苦しみがなくなりますように

私の嫌いな人々の願いごとがかなえられますように

私の嫌いな人々にも悟りの光があらわれますように

 

これはスゴいことだと思いました。

そういう心が育ったならば、心は強く常に平静でしょうね。

 

 

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