第120回内科学会講演会に参加してきました

 

昨日は第120回日本内科学会講演会に参加してきました。オンラインではなくリアルに内科学会に参加したのは、久しぶりになります。

会場の東京国際フォーラムに入ると(天井が高いなあ…)と、相変わらずのその空間の広さに圧倒されていました。

内科学会講演会は、3日間の会期のなかで、内科全般の最新の技術や知見が紹介されるものです。個人的に正直な話をすれば、この3年間はずっと感染症の分野に集中せざるを得なかったので、それ以外の分野の知識に飢えていた感がありました。

ちょうど学会3日目のブログラムにもあって、私が特に関心があったのが、medical AIについてでした。

medical AIとは、医療において人工知能を活用することで、患者の診断や治療に役立てることができる技術のことです。(ビッグデータと組み合わせることで、ほかにも多くの利活用の可能性が広がります。)

medical AIの発展により、例えば、病気の早期発見や、治療の最適化が可能となることで、患者の生命や健康に大きな貢献をすることができると考えられます。

皮膚疾患の画像AI診断を例にとれば、医療知識の乏しい一般の方が活用できれば、すぐに病院に受診するべきかの判断のアドバイスを受けることができますし、アクセスが早ければ早期診断につながり、適切な治療を早期に治療介入できることになります。

早口に講演をすすめる講師の先生方を壇上に見ながら、地道にコツコツと研究を止めることなく進めてきたのだろうなと想像すると、本当に頭が下がる思いでした。

時間の都合によって1日だけの参加でしたが、参加できてよかったと思いました。また、今日から新たな気持ちで診療に向かうことができます。