私はシリーズもののドラマを、見るのは良いのですが、なかなか最終話まで辿り着いたことがありません。
家族もそれを知っていて、以前には「このドラマ面白いよ」と勧めてくれていたのですが、ほとんど冷めた反応しか返ってこないのがわかってきたので、私には勧めなくなりました。
もっぱら私以外の家族同士でワイワイ盛り上がるような感じです。わざわざスピーカーをオンにしてドラマの感想や考察を言い合っていました。
ところが、そうなってくると私の中の天邪鬼が頭をもたげるというものです。
配信にあるのは知っていたので、1話から見始めてみました。
日本のドラマ「ブラッシュアップライフ」
「これは、平凡な人生をもう1度やり直す平凡な女性のお話。
地元の市役所で働く実家住まいの独身女性、近藤麻美33歳。
彼女はある日突然、人生をゼロからやり直すことになる。
気がつくと、そこは産婦人科のベッドの上。目の前には若き日の父と母。
近藤麻美の2周目の人生が今はじまった。」
凡人たちの平凡な暮らしぶりと機微が細かく描かれ、そこに味があり、扱っている題材がタイムリープ(SF!)であることをすっかり忘れてしまうほどでした。
「タイムリープ」→「新たなバースの始まり」はあっても、このジャンルにくっついてくる矛盾についてのこだわりは一切ありません。
ドラえもんのタイムマシン関連のエピソードのような面白さは、たくさん残してくれているのが良いです。
最終10話まで一気に見てしまいました。そして、久しぶりに最終話の余韻を味わっていました。
ほかのドラマと何が違うのでしょう?自分でもよくわかっていませんが、私の嗜好にドンピシャでした。