「ありがとう」の練習

 

 

人望というものは欲しても手の届くものではないことは十分承知しているのですが、参考までにと思って目を通してみました。

なるほど面白い箇所がありました。「ありがとう」と言うときの6つのルールというものです。

「ありがとう」の効用は巷に転がっていても、確かに、そんなルールは小学校の道徳の時間でも教わったことはありませんでした。みんなに感謝しましょうというのはありましたが、考えてみれば、その作法を教えてもらったことはなかった気がします。

この筆者が提唱する6つのルールとは、以下のようなものです。

 

1 心をこめて言う。

2 口ごもらずに、はっきりと言う。

3 相手の名前を言う。

4 相手の顔を見る。

5 相手に感謝する努力をする。

6 相手が思いもよらないときに感謝する。

 

特に「5 相手に感謝する努力をする」には、こんな説明があります。

 

「相手に感謝すべきことを意識的に探してみよう。それが思い浮かぶまで待ってはいけない。感謝の気持ちは人間の自然の性質ではないから、それが習慣になるまで練習する必要がある」

 

そして、その例として「朝のコーヒーがおいしいと感じたら、奥さんをほめよう」なんだそうです。

うむむ…。私がそんなことをしだしたら、痛くない腹を探られるばかりか、「フラグが立ちまくって怖いからやめて」と言われそうです。

確かに、人をほめたり感謝を伝えたりするのは、練習が必要かも知れない…。そう思いました。