「二日」

 

新年になったので、さっそく歳時記の新年版を手に取ってみました。

私が持っている角川書店編「俳句歳時記第五版 新年」の「時候」の項には、最初に新年、初春と見出しがあり、続いて元日、元朝、三が日となって、二日からは三日、四日、五日、六日、七日までずらっと並びます。

言い換えれば、ただ「二日」と言えば「一月二日」のことで、新年の季語なのですね。(毎回勉強になります。)

ちなみに、こんな説明です。

 

「昔からこの日に何かを始めるのが吉であるとされていて、初荷・初湯・掃初・書初などが行われた。」

「元日は家族で過ごす厳かな趣が強いが、二日は活動的で活気がある。」

 

また「二日」の別称を「狗日(くじつ)」というのだそうです。「狗」は犬のこと。普通は「天狗」という単語でようやく目にする漢字かも知れませんね。

「二日」の前後をみると、元日が鶏日(けいじつ)、三日が猪日(ちょじつ)、四日は羊日(ようじつ)、五日は牛日(ぎゅうじつ)、六日は馬日(ばじつ)、七日は人日(じんじつ)という別名がついています。

古来、中国では、一日から六日までのそれぞれの日に、これらの動物をあてはめて占いを行う風習があったのだそうです。(それぞれの日には、その該当する動物を殺さないようにしたそうです。)

そして七日目を人の日、人を大切にする日として七草がゆを食べて祝う風習となったのだそうな。

 

さて、(曜日の関係で今年はたまたまですが)クリニックは今日二日が勤め初めでした。

今日始めるのは、吉とのこと。

ラッキーは素直に受けとめることにします。

今年1年も安心・安全を第一に、取り組んでいきます。