笑顔の挨拶

 

外来を診療していると気づくのが、50~60代の男性が表情が乏しくなっている方が多いことです。

もちろん、そうでない方もいますが、例えば同じ年齢の女性とは対極の印象です。

もしかして、この人怒っている?不機嫌?オレ何か地雷踏んだ?と勘繰ることもあるほどです。

ちょっと私なりに考えてみました。50代男性の社交性について。

実は私も黙っていると「先生、今日は調子が悪いのですか?」と必ず訊かれます。内心では(あれ?何かいつもと違った?)とびっくりしています。

一般に、50代は自分に関しては年齢の衰えを感じたり、社会的にも定年を控えていたり、家族としては親の介護や子どもの心配など、結構生きるのがしんどい年代です。

明るく快活でいることが、能天気みたいでイヤなのですね。

そこまで深刻でなくても、単純に挨拶ひとつとっても家庭や職場では挨拶を受ける立場です。まず自分から笑顔で挨拶をすることがない気がします。

私が思うに、50代以降はあえて明るく「笑顔の挨拶」を心がけるべきですね。

そこに、これから先の人生を実らせるヒントがありそうです。