運動習慣の調査報告

 

例えば、「運動習慣のある人はどれくらいなのか?」という問いには、厚生労働省が公表している「国民健康栄養調査報告」が参考になります。

令和元年版の結果では、以下のグラフのようになっています。(令和1年(2019)「国民健康・栄養調査」の結果)

運動習慣のある人の割合は、男性で 33.4%、女性で25.1%で、この10 年間では男性では有意な増減はありませんが、女性では有意に減少していました。

(「運動習慣のある人」とは、1回30分以上の運動を週2回以上実施し、1年以上継続している人のことを言います。)

年齢階級別にみると、その割合は、男性では40歳代、女性では30歳代で最も低く、それぞれ8.5%、9.4%でした。

家庭でも社会的にも多忙な年代が、運動習慣を持つのが困難であることがわかります。

男性の場合、40歳代よりも50歳代の方がやや上昇しているのは(私の場合がそうだったのですが)健康を維持するには運動が必要だと切実に思うようになっているからでしょう。

何か新しいことを始めようとするには、男性の場合、50歳代が良いタイミングだという思いがあるかも知れません。(決してラストチャンスとは言いませんが)

運動はいつから始めるかが問題ではなくて、その人の、今始める時がそのタイミングですね。