主語を区別しない

 

真偽不明を承知で取り上げますが、「脳は主語を区別しない」というお話を聞いたことがあります。

原著論文にたどりつかないのは、「脳科学」分野の進歩が著しいので、私がそれについていけてないだけかも知れません。

確か、これと似たようなことを「引き寄せの法則」の本でも目にしました。ですから、その分野の話題のひとつなのかも知れません。

それは「潜在意識は『時間』『主語』『否定』を判別できないので、願望を構築するのにはコツがあるというものです。

例えば、「私は三日坊主で終わらせない」という言葉は、「終わらせない」という否定形が通用しないので、潜在意識には「終わらせる」に変換されて刷り込まれてしまうというものです。ですから、思えば思うほど「三日坊主で終わる」逆の結果を導いてしまっていることになります。

「満月を思い浮かべないでください」と指示されたら、当然のように満月を思ってしまうというのと同じらしいです。

「私は三日坊主で終わらせない」の場合は、例えば「私は4日間続ける」というのが願望(?)として正しいのだそうです。

さて、「脳は主語を区別しない」が正しいとして、何が言えるかというと「悪口は言ってはいけない」ということになりそうです。

「お前はダメ人間だ」などと言おうものなら、他人も自分も区別がつきませんから、脳のなかでは「自分はダメ人間だ」と変換されてしまっていることになります。

他者不信が強い人は、究極には自己不信が強いようにも思いますから、あながち間違っていないかも知れませんね。