未完のままにする

 

私の変なクセで、その時に読んでいる本が面白いと、読み終えてしまうのがもったいなくて、途中で読む速度が遅くなったり、途中でやめてしまうことがあります。

面白くなくて途中でやめるのではないです。面白過ぎて読み進めるのを躊躇するのです。

ひどい時は、1章あるいは1ページ読んでは本を閉じて立ち上がり、そこら辺を歩き回ったり足踏みしたりしてじっとしていられません。

連載モノのマンガもそうで、連載中なら勢いで読んでしまいますが、完結している場合は(面白いと)途中でやめます。

動画配信もそうかも知れません。評判の高い映画やドラマなど「お気に入り」のチェックをつけてコレクションしたままでいることが多いです。

自分が面白いと思うものに遭遇するチャンスはそう多くはないと信じていて、その至福の時間を長く持たせたい心理が強く働いてしまうのです。

あるいは、その気になればいつでも「面白いもの」に手が伸ばせるという環境を作り出して、満足しているのかも知れません。

食事で言えば美味しいものは最後に食べるパターンということになるのでしょうが、実際は美味しいものは真っ先に食べる性格です。

「面白過ぎて未完のままにしておく」というのは、歪んだコレクター気質のような気もしています。

まだ見つけていませんが、これをうまく説明できる心理学用語があるかも知れません。