月食と立冬

 

一昨日の夜には気の遠くなるような年月ぶりに月食と惑星食が重なり、沖縄でも月食は肉眼で見ることができました。

月食とはよく言ったもので、影に浸食されていくように月の光が細まっていきました。

光線の弧になったところをスマホで撮影しようとしましたが、オート化されたカメラはシャッターがなかなか下りず、肉眼で見える月とはちょっと違った赤い月が映し出されていました。

振り返ると、その日は沖縄の空はずっと雲に覆われていたのが、月食の時間帯だけ雲が晴れたようですね。天の神様の粋な計らいだったみたいです。

それが、11月8日の満月の日でした。

その前日、11月7日は「立冬」でした。

暦のうえでは、この日から冬にはいります。「厳しい冬の季節を迎える緊張感がある」とあります。

私が持っている五分冊の歳時記の秋編を十分吟味しないまま、冬編に衣替えすることになってしまいました。

季節はあっという間に過ぎていきます。後悔のないように、一日一日を噛みしめながら過ごしていきたいと思います。