この本はタイトルだけで興味が湧きました。
「修行僧はこんな1日を過ごしている」
修行というと特別なことをイメージしてしまいますが、それは大きな間違いのようです。
「小さな行動を習慣にすることで心身が調(ととの)う」
「そもそも修行とは、心、体、そして習慣の基本を勉強することです」
「自分の心のありようを見つめ、できるだけ正しくあろうとする それが修行です」
そして、第1章 一日を気持ちよく始める「朝の習慣」の最初の項目が「目覚まし時計がなったら、パッと起きる」でした。
朝のつらい時間を短くすることにもつながるから、目覚まし時計が鳴ったら、すぐに起きた方が楽なのだと説明しています。
私も布団のなかでうだうだするのは、だいたいが「考えて」しまった時です。
習慣とはまず体が動くことだと思います。
けれども、体を動かす前に考えてしまうと「やらない理由」をひねり出しまうというのが、私の経験上の結論です。
「つかれているから」「昨日頑張ったから」「明日からでもいいかな」
後で冷静になれば理由にもならないような屁理屈をつけて、結局パッと起きないのです。
人間というのはつくづく余計なことしか考えないものだとも思います。
ですから、習慣にするためには何も考えずにパッと起きること。
これが大切ですね。変な屁理屈をひねり出す前に。