シャコウとジコウ

 

屋冨祖の国道58号線が、道路拡張工事がすすんで一部8車線になっています。

かなり広くなったので、お年寄りが1回の歩行者用青信号で渡れなくなってしまったとか、というお話も聞きました。

先日、内地にいて、久しぶりに沖縄に里帰りすることができた息子と、その58号線をドライブしました。

「久しぶりだから、(この変わりように)びっくりするでしょ」と私。

「そうだね。この辺はシャコウでさんざん運転させられたから、愛着がある」と息子。

(ん?シャコウ?)

しばし沈黙。やっと私の脳内変換が追いつきました。

「(息子よ)沖縄の心を忘れたんじゃないのかい。父は寂しいぞ」

「え?なんで?」

「沖縄の子なら、シャコウなどと言わずにちゃんと「自練」と言え」

「あはは。最初はそう言っていたけど、説明が面倒くさくなって今は最初から合わせて言うようになった。」

「郷に入れば郷に従えとは言うが、自練もしくは自校と言いまくって、そこの地にこの呼び名を定着させるつもりぐらいがいいぞ。」

「あはは。ムリでしょ。」

その後は息子が聞きなれない単語を口にするたびに「沖縄の心」を無理強いする父親なのでした(笑)。

久しぶりの息子との生の会話に、オヤジなりにはしゃいでいるのを自覚していました。