秋の歳時記

 

9月も数えられるぐらいの日数になって、久しぶりに歳時記を手に取って読み出しました。

9月20日には彼岸入りですし、明日23日は秋分の日(彼岸中日)です。

「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通りに、さすがにすっかり秋らしくなってきています。(まだまだ台風の脅威は続きますが)

季節の移り変わりを肌で感じて、ふと歳時記を思い出したのでした。

俳句は多作多捨が定石というのはよく聞くのですが、私はまだその段階にも至っていないようで、多作を目指すと却って詠めなくなっていました。

私には歳時記になじむのが先のようです。(なにしろ言葉を知りません。)

今日の発見は「夜食」が秋の季語だったということ。

こんな解説が載っています。

「収穫期、かつての農村では夜も家の中で仕事をしていたので、遅い時刻に空腹を覚え軽い食事を取った。現在は残業している会社員や遅くまで勉強している受験生などがとる軽食のことも指す」(「俳句歳時記第五版 秋 角川書店編」)

本来は、生活の隅々に季節感が宿っているのですね。

そうそう。「台風」も秋の季語です。そして「秋の雨」の解説にも納得です。

「秋といえば秋晴れを連想するが、雨の多い季節でもある。」

今日も夕方から「秋の雨」が降っていました。

やっぱり歳時記はいろいろ発見があって面白いです。勉強になった感じがあります。