今日、母親と一緒にテレビを観ながら、いつものように、ああでもないこうでもないと勝手なことを言い合いながら知り顔をしてくつろいでいました。
「あらら。美ノ海は5連敗って」「6勝5敗かあ」「え?6連勝してたの?」「なんでよ。もったいないねえ。」「ここ最近、勝ち越していたのにね。」「千秋楽までもつれたらイヤだねえ」
「喜如嘉の芭蕉布」を復活させた人間国宝、故平良敏子さんの話題になると「きれいな芭蕉布だね」「あれっていくらぐらいするのかね」「人間国宝だもんねえ」「高いはずよね」と実のない話をしたり。
母親とのこんなのんびりした時間が、実は好きです。
そのうちに、沖縄のことばを紹介するコーナーがありました。
「『あわてぃーるなーか』ってよ」「『よーんなー』だね」
なかの役者さんが「あわてぃーるなーか よーんなー」と言い切ったので、母は「あら。当たったね。」と言って嬉しそうでした。
「あわてぃーるなーか よーんなー」というのは「急いでいる時でも、慌てないでゆっくり落ち着こう」という意味です。
まさしく「よんなーよんなー」した夕方のひと時でした。