朝の時間

 

日記は翌朝につけた方がいいと「思考の整理学」で有名な外山滋比古さんの別の著書にありました。

一晩寝ているうちに、頭の中の整理ができるのだそうです。

知の巨人はさすがとしか言いようがなくて、レム睡眠の間に、もろもろの知識、情報、刺激が分類されて、保存すべきものと大切でないものを忘れる、ということが行われるのだそうです。

しかも、レム睡眠は一晩で何度も訪れることになり、整理はかなり入念に行われることになります。

そして、こう断言します。「朝目覚めたとき頭がすっきりしている感じになっているのは自然である。」

朝食前の時間を、金の時間だとしていた氏ならではの言葉で、すっきりするだけでなく、朝の寝床でまどろみながらあれこれ空想するのも「よいアイディアが浮かぶ」として枕元にワラ半紙とマジックペンを常備していたそうですから、朝の時間をよっぽど大切にしていたのでしょう。

しかも、朝食前の時間を少しでものばしたくて、朝食をおくらせてブランチを導入したというほどですから筋金入りです。

私が真似できることと言ったら、日記を翌朝につけてみると言うぐらいでしょうか。

でも、朝の忙しい時間帯にできるかなあ。…と否定から入るべきではありませんね。