本「50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう」

 

50歳代は先輩達からすればまだ十分に若いのですが、これからどうなるのだろうと心配する時期になってきて、人によっては悩みが深くなってきます。

自身の肉体の変化だけでなく、社会的な役割の変化もあって、先行きの不安に駆られてしまう年代とも言えます。

50歳代向けの本や雑誌が多いのは、世の中にきっとこうしたモヤモヤとした気持ちでいる方が多いからなのでしょう。

禅語には「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」という言葉があります。直訳すれば「足元を照らして見なさい」ということ。

意味としては「自分自身を顧みなさい」「将来の不安を憂うより、今自分ができることを精一杯行いましょう」というものです。

もはや、これは禅の真髄とも言えるものなので、少々敷居が高いです。

私としては、この本のように、お気楽にごきげんを追求するという姿勢がおすすめです。

元気と意欲が湧くのは、好きなことをしている時ですね。

そして、人に対しては頭の固いむつかしい大人にならないこと。むつかしい人というのは、ごきげんの対極の存在です。

高田純次さんのように生きる。ちょっといいんじゃないでしょうか。