タイプ別

 

世の中にはたくさんの「タイプ分け」があります。

考えてみれば、日本人が血液型の話を好むのも、なかば強引に性格のタイプ分けで盛り上がるからですね。

ほかに有名どころでは、エニアグラムは9つの性格タイプの分類ですし、ギャラップ社のストレングスファインダーは34ものタイプを扱っているようです。

岡田斗司夫さんは独自に人間の欲求特性をもとに「司令型」「注目型」「法則型」「理想型」の4つのタイプの分類を提唱しています。

「HUNTER×HUNTER」の念能力も「強化系」「放出系」「変化系」「操作系」「具現化系」「特質系」の6つの系統に分けらていますし、それを考察しながら戦うシーンはなんともリアルさを増していきます。

ほかにもネットで「性格診断」とか「タイプ別診断」と検索すると、たくさんヒットしてきますね。

人にはもともとグループ分けするほど単純な存在ではないはずですが、育っていく過程で、そこの土地柄や文化、時代のルール、親兄弟や友人からの影響があって、その人物の考えや行いグセが備わっていきます。

つまり、変化してきた流れの末に「今の性格」があるはずで、これからも変化していく途中のはずです。

ですから、タイプを診断して今の傾向をつかむのは良いかも知れませんが、それに固執してしまうのは違う気がします。

それこそが偏見にこりかたまった自我のレッテル貼りをしてしまうことになります。

いつでも変幻自在な柔らかい脳を持っていたいものだと思います。

(そういう私は、性格診断が趣味のように好きです(笑))