良い睡眠は自分で創り出す

 

以前にも投稿したことがあるのですが、厚生労働省のサイトに「健康づくりのための睡眠指針検討会報告書」が掲載されています。

原文そのままだと長いので、タイトルだけを載せますね。

原文のリンクを貼っておきます → 「健康づくりのための睡眠指針検討会報告書」

 

健康づくりのための睡眠指針 ~快適な睡眠のための7箇条~

(1) 快適な睡眠でいきいき健康生活

(2) 睡眠は人それぞれ、日中元気はつらつが快適な睡眠のバロメーター

(3) 快適な睡眠は、自ら創り出す

(4) 眠る前に自分なりのリラックス法、眠ろうとする意気込みが頭をさえさせる

(5) 目が覚めたら日光を取り入れて、体内時計をスイッチオン

(6) 午後の眠気をやりすごす

(7) 睡眠障害は、専門家に相談

 

今日紹介したかったのは、「(3) 快適な睡眠は、自ら創り出す」の項目です。

説明にはこうあります。

 

夕食後のカフェイン摂取は寝付きを悪くする

「睡眠薬代わりの寝酒」は、睡眠の質を悪くする

不快な音や光を防ぐ環境づくり、自分にあった寝具の工夫

 

特に2番目の「寝酒は睡眠の質を悪くする」にご注意ください。

アルコールを飲むと眠くなるという経験から、寝酒を睡眠薬がわりにするという方は多いかも知れません。

けれども、アルコールが体内で分解された際には、アルコールのもつ鎮静作用の反動で逆に目覚めやすくなります。また、アルコールの分解物質であるアセトアルデヒドによって、眠りを浅くしてしまうことも理由のひとつです。

そして、何より連用すると慣れが生じて、同じ量では寝付けなくなってしまい、酒量が増えやすくなることも大きな問題となります。

繰り返しますが、寝る前のスマホ、コーヒー、お酒は、良い睡眠の妨げになるのです。

 

そして「(7) 睡眠障害は、専門家に相談」も大切なポイントです。

私は内科医は睡眠の専門家ではないと断言しています。

残念ですが「心療内科に行くのが億劫だから、一般内科に睡眠薬をもらいにきた」という方がとても多いです。