雨の謎とき

 

雨が降り続いています。梅雨なので当然ですし、あえて口に出す必要もないのでしょうが、思わず口に出してしまうほど雨続きです。

沖縄県のダム貯水率も99%になっていますから、肌感覚と実際の雨量が一致しています。

さて、最近クリニックでちょっとした「謎とき」がありました。

スタッフの休憩室に設置してある冷蔵庫の下に、水たまりができてしまうということが立て続けに起こりました。きれいに拭き取ってタオルを敷きましたが、またいつの間にかビショビショに溢れ出ているのです。

冷蔵庫の下に水たまり。

状況からして、冷蔵庫から漏れていると考えるのが普通です。

知らない間にドアが開いてしまっているのかもとか、冷却が不十分で霜が解けたのかもとか、いろいろ探ってみました。

冷蔵庫に詳しそうな人物に見てもらったのですが、原因不明。

ここでスタッフの一人が、気付いてしまいました。(もちろん彼女は娘とともに「名探偵コナン」を全話見るほどの大ファンです)

水たまりができるのは、雨の日に限るのだと。

そこで、冷蔵庫をどかして床の方を観察すると、壁の下側から水がじわじわと漏れてくるのがわかりました。

外壁にヒビが入っていて、そこから雨が染み込んで空洞となった壁の中を通り、室内に漏れ出ていたのでした。

冷蔵庫は犯人でもなんでもなかったのです。

もちろん、すぐに業者に連絡をして、外壁の修理をしてもらいました。

その後、濡れ衣を着せられていた冷蔵庫に同情が集まったのは言うまでもありません。

危うく買い替えられそうになりながらも、シロであることを弁明することもできなかったわけですから。

ここで決めゼリフですね。

「真実はいつもひとつ!」