三文の徳

 

眠い目をこすりながら、「晴れているうちに…」と、とにかく着替えて外に出ました。

宿直明けの朝です。

外に出てみると、久しぶりに晴れやかな朝日が出ていました。

気持ちのいいジョギング日和です。

昨日の昼過ぎから夕方にかけて、ひっくり返したような土砂降りでしたから、あれから半日も経っていないことを考えると、サプライズでおみやげをもらったような喜びです。

やはり同じ気持ちの人が多かったのでしょう。

犬の散歩の人、ウォーキングの人、ランニングの人と多くすれ違いました。

アスファルトはまだ濡れていましたが、風が流れているので空気がさわやかでした。

週明けからまた梅雨空が戻るらしいので、こんな晴天はひと時のことなのかも知れません。

これこそが「三文の徳」というものです。

季節の移ろいを肌に感じながら、ゆっくり走ってきました。