梅雨の寒さ

 

先週末から沖縄は急に冷えました。

朝、薄着のまま外に出たら予想外の寒さに「失敗した」と思うほどです。

 

今年になって俳句に親しもうと思って、季節の変化を感じると歳時記を開くようにしています。

いや、歳時記を持つようになってから、季節の移ろいに五感のアンテナをはるようになったと思います。

私が持っている歳時記は5分冊になっているタイプで、5月から夏の巻を携帯しています。

春の巻は、どうしても沖縄の気候と感覚的なズレがあって、無理やり自分を納得させていたのですが、夏の巻は「うりずん」「若夏」「ハイビスカス」などの慣れ親しんだ言葉が季語として並んでいるので、やはり嬉しいです。

キングスの評判を全国放送で聞いた時みたいな誇らしさです。お~ここで言われた、みたいな。

さて、今日見つけたのは「梅雨寒」

 

【梅雨寒 つゆざむ】梅雨冷(つゆびえ)

梅雨のころの季節外れの寒さ。

◆梅雨前線にオホーツク海高気圧の冷たい風が吹き付けると、前線が停滞し曇りや雨天が続く。この寒気団が特に強い日は一段と肌寒く、心もとない。

 

昨日今日の寒さは、まさしくこれです。ぴったりの季語を見つけると嬉しくなるものです。

 

ここで一句。

 

梅雨寒の ドア開けぬ間も 小走りに

 

これは、今朝の私の姿。

沖縄の人は傘を持たないと言いますが、そうは言っても濡れるのはイヤで、自動車のドアを開ける間も惜しんで慌てて乗り込んだ、というもの。しかも、寒かったし。

最近は体を冷やして風邪でもひこうものなら、大変な騒ぎになります。単純な風邪だなどとなかなか信じてもらえないですから。