「幸せ」とは

 

『別冊NHK100分de名著「幸せ」について考えよう』の各章の最後に「名言集」が載っています。

太古から、文学・経済学・哲学・心理学などのあらゆる賢人たちが「幸せ」について考察し語ってきました。

ところが、誰も他人の言葉を引用せず、自分が考える自分なりの「幸せ」について語りたがっているようにも見えますから、「幸せとは何か?」というのは有史以来の人類の難問だとも言えます。

「幸せ名言集1」からいくつかを抜き出してみます。

自分が考える「幸せ」に近い言葉を探してみるのも良いかも知れませんね。

 

◉幸福は財産にも黄金にも存在しない。それは魂に宿る。──デモクリトス

◉幸せとは、魂を最もふさわしい場所に落ち着かせることだ。──アリストテレス

◉一生幸せであるための最も確かな方法は、友達をもつことだ。──エピクロス

◉幸福への道はただひとつ、どうにもならないことで思い悩むのをやめることだ。──エピクテートス

◉つらいと思わなければつらくはない。逆に言えば、満足していなければ幸福は訪れない。──ボエティウス

◉本当の自分になろうとするとき、至上の幸福に手が届く。──エラスムス

◉それにしても、他人の目を通して幸福を眺めることほど苦いものはない。──シェークスピア

 

私としては、やはりアランの「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ。」という言葉がしっくりきます。