自分のために何でもやってみよう

 

いわゆるバランスが悪い生活習慣のせいでメタボリックシンドロームと診断された方は、今まで数多くの「医療関係者」に散々言われてきた方が少なくありません。

何度目かの「仕切り直し」の決意をして、受診されてくる方もいます。

その方達に何をしたら良いですか?と訊かれたら、「自分の健康に良いと思うものは、なんでも全部やって」とお願いします。

人に言われてやるのならば、とっくにやっているはずです。

これだけ情報に溢れた時代ですから、良いと言われるものは巷に溢れています。却って多すぎるぐらいです。

その中で、自分が興味のあるものから試してみる。自分の体のために、自分で選んで良いことをしてあげるというのが大切です。

どんなに良いことでも、人は必ず飽きますから、きっと長くは続きません。その時には、また別の良いことを探してやってみるを繰り返すぐらいがちょうど良いのです。

「ヴェニスの商人」にこんな台詞があったので、ちょっと嬉しかったです。

「人間は何も食べないで飢えて病気になるものだ。同時に、あまり食べすぎて飽和状態に陥っても、やっぱり病気になる。だからほどほどでいるということは、決して中くらいの幸福どころではない。」

そうは言っても、やっぱり「ほどほど」が難しい。シェイクスピアの時代から、人間は全く進歩していないのがわかります。