「今日は何の日」は、雑学ネタとして王道中の王道ですね。
最近は時間が合わないので聞くことができていませんが、確か朝のNHKラジオで「今日は何の日」のコーナーがあった気もします。
そうでなくても、「今日は何の日」を検索すると、記念日やゆかりの日を集めたサイトがたくさんありますから、すぐに調べることができます。
考えてみれば、記念日というのは、それを支持する集団があって、「我々にとって、かの成果は燦然と輝く至宝である!語り継がれるために記念日としよう!」と高々と宣言したものだと思います。
例えば、「時の記念日」は6月10日。日本で初めて時計による時の知らせが行われた日なのだそうです。起源となったのは、いつの6月10日かと言ったら、日本書紀の天智天皇の時代、西暦671年6月10日だそうですから、格式が違います。
もっと砕けた日として、例えば、皆が知っている「ポッキーの日」。これは明らかにポッキーの認知度に依っています。誰でも知っていますし、その日になると用もないのになぜか「今日はポッキーの日だね」と口にしてしまいます。
そのほかに、マニアでなければわからない(興味もない?)ゆかりの日があったとして、それが記念日として認知されるかどうかというのは…、う~ん、どうでしょう。
マニアの熱量というのは、予想を超えることがありますから、わかりませんよね。
と、ここまで、かなり長い前書きを重ねてきました。
1月30日が何の日だったか、ご存知でしょうか?
そうです。1969年1月30日。
ビートルズの最後のライブパフォーマンス、「ルーフトップ・コンサート」があった日なのです!
ためしに「今日は何の日」を調べても、「3分間電話の日」や「殉教者の日」(ガンディーが暗殺された日を受けて制定されたそうです)はあっても、ルーフトップはさすがに見つかりませんでした。
ところが、ビートルズをいまだに愛し語り続けるファンは、SNS上で盛り上がっていたりするのです。
世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユは、劇場で『ザ・ビートルズ・ラブ』の公演を続けていて、先日、The Beatles LOVE RooftopというミュージックビデオをYouTube上に配信しました。
1月30日のルーフトップ・コンサートを記念したものです。
きっと楽しくなりますよ。ぜひご覧ください。