今月のギター教室の課題曲は、私のリクエストで「I’ve Got A Feeling」にしてもらいました。
もちろんビートルズです。
昨年から公開されている『ザ・ビートルズ:Get Back』では、まだ曲の形にもなっていないところから聞き慣れたフレーズが生み出されていく様子が映し出されていました。
Part 3のルーフトップライブでは「Get Back」×2、「Don’t Let Me Down」に次いで4番目に演奏された楽曲です。
ポールの歌い出しにジョンとジョージが「Oh, Yeah」とコールすると、ポールがピックを持った左手をあげてジョンに「That’s right」と返す姿が、鳥肌ものでした。(映画「Let It Be」でも目にしたシーンなのですが、やはり私の受け取り方が違っていました。)
耳慣れた、アルバム「Let It Be」と同じテイクです。
この曲はこのライブで、2回演奏されました。
ポールの「I’ve Got A Feeling」とジョンの「Everybody Had A Hard Year」の2曲を繋げるという手法をとっています。
3コーラス目には2人がそれぞれのメロディを同時に歌っていて、ポールが「I」を主語にしてシャウトしている一方で、ジョンが「Everybody」を主語に歌うという…、歌詞もメロディも、カウンターの構造です。
コードは「A」と「D/A」を2拍ずつ弾いていくシンプルなものなのですが、これがすごく表情豊かに展開していきます。
ジョージのギターが彩りを与えていますし、ビリー・プレストンのエレクトリックピアノが印象を濃くしています。
ギターでコピーしようとすると、残念なことに私が下手くそなのもあって、ポールやジョンのボーカルに引きずられて体がノッてしまい、リズムが無茶苦茶になります。
「楽しければそれで良いのだ」という以外、自分を慰める言葉が見つからないです(笑)。