今日の新型コロナウイルスの陽性者数は速報値で1596名でした。
第５波の山のスケールをはるかに超えてしまったので、今いるところが山のどのあたりなのか、見当もつかない状況です。
昨年11月、陽性者0が続いていた時期には、専門家の「第６波に備えよ」の注意喚起に、心のどこかで（このまま0だったら嬉しいけど）と淡く願ってもいました。
第6波の襲来は予想されていましたが、この爆発的な増加はあらゆる人にとって想定外だったと思います。
1月上旬は20代の陽性者数が多かったのが、今週に入って少しずつ年齢が広がってきた印象があります。
先日も、「今朝から咽喉がカラカラ、熱はない」と言って受診されてきた70歳台の方が、PCR陽性でした。
話を伺っても、どこで感染したのか不明でした。
ほかにも、やはり70歳台の方で発熱があり、抗原検査を行ったら陽性でした。この方は低酸素血症がみられたので、救急搬送となりました。
軽症の方が多い印象ですが、全ての方にそれが当てはまるわけではなく、やはりこれから高齢者の感染者が増えてくると、重症者が増えるのではないかと懸念されます。
ワクチン2回接種も、あまり感染防止には役立っていないようだということも分ってきました。けれども、重症者が少ないことには寄与している可能性があります。
3回目接種を、とにかくスピーディーに進めていきたいところです。
私たちのクリニックに透析で通院している方々の3回目接種は、来週早々にはほぼ全て終了する見込みです。
感染対策できることは、一つひとつ確実に丁寧にやっていくしかないですね。
ただ一歩を前に進めていく、長距離ランナーの気持ちです。
