良い日・悪い日

 

私だけではないでしょう。たいていの人は「良い日」と「悪い日」を区別します。

例えば、新しい習慣を身につけたいと思って、うまくノルマをこなした日は「良い日」

葛藤の末に何もしなかった日が「停滞日」なら、今までの悪しき習慣が表に出てしまった日は「悪い日」

 

「良い日」「悪い日」を決めるのは、自分自身の気持ちです。基準線があるわけではありません。

実はそれが大きな問題で、いったん「悪い日」だと決めつけてしまうと、その日1日を完全に「悪い日」だと諦めてしまうのです。

自分で自分を責めるタイプの人に多い気がします。真面目な人です。

また、1日を単位として考えているので「もう今日は何をやっても『悪い日』だから、いいや」と自暴自棄です。

普段はポジティブシンキングが鬱陶しいと思っている私でも、嘘でもいいからポジティブに考えた方がいいと思うものです。

 

禅語に「日日是好日」という言葉があります。この世界は、自分の思い通りにならないことであふれかえっている。しかし、執着やとらわれを捨て去った時、その1日1日が最上でかけがえのない日々なのだという意味です。

「良い日」「悪い日」は、自分自身の気持ちで決めるものではないですね。