働くこと

 

こんな笑い話があります。

 

父親がゴロゴロ寝てばかりいる子どもをしかりつけました。

「寝てばかりいないで勉強しなさい!」

「どうして勉強しなきゃいけないの?」と子ども。

「勉強しないといい学校に入れないだろ!」

「どうしていい学校に入らなきゃいけないの?」

「いい学校に入らなきゃ、いい会社に入れないだろ!」

「どうしていい会社に入らないといけないの?」

「いい会社に入らなきゃ、いい暮らしができないだろ!」

「いい暮らしってどんなの?」

「そうだな…寝て暮らせるってことだ!」

「ぼく、寝て暮らしているよ」

 

この話は「いい暮らし」が「寝て暮らすこと」になってしまっている滑稽さがポイントです。

人はなぜ働くのか?という問いは、古くからあるものですね。

有名な問いに「食うために働く」のか、「働くために食う」のかというものがあります。

一方だけが正しいということではなく、どちらも真実です。

人間は働くことで自己を形成し、成長させてきました。

生活のため(お金)、社会や人のため(社会貢献)、自分のため(自己実現・やりがい)

それらが働くことで得られるならば、どんなに幸せだろうと思います。