ミュージカル「OVERCOME 3」

 

昨日は両親とミュージカル「OVERCOME 3」を観てきました。

(11月12日(金)23:59までのアーカイブ配信もありますのでご興味のある方はご視聴ください、一番下にリンクを貼っておきますね。)

 

 

まずは公式サイトから。

 

【あらすじ】

小5の頃に施設で出会ったオクト(春翠)とレイナ(加藤 明佳)はお互いに初恋の相手だが大人になり正反対の道を歩んでいたところ再会するも、立場の違いを再確認しそれぞれの道を行く。

また、アーティストを目指す青年マナブ(西平 士郎)は、ある日誤って同棲中の恋人エリー(潮平 けい子)を刺してしまい、悲しみと自責の念でドン底に陥るが、留置所で悪党のカリスマとなったオクトに出会い励まされる。オクトは「必ずお前を救う」と言い残して迎えに来た仲間達と脱獄し―。

 

一度きりの人生、あなたならどう生きますか? 転んでしまったら、どう乗り越えますか?

OVERCOMEとは「乗り越える」という意味。

第1回公演、第2回公演、そして今回の第3回公演。

一貫したテーマは「乗り越える」です。

さて乗り越えた後に待っているものは??

 

 

コロナ禍の緊急事態宣言が解除されていますが、もちろん十分に感染対策を実践したうえでの公演でした。私も1年以上ぶりの観劇でしたから多少感慨深いのと、やはり職業がら実際の感染対策には関心がありました。

当然ですが、入場者のマスク着用の義務づけ、入場者の体温チェック。アルコールでの手指消毒をしたあとに入場の許可が下ります。会場の座席は隣りは1シートずつを空けて、前後も交互になるように配置。ちょうど炭治郎の市松模様みたいに座席数を制限していました。

今は「ウイズコロナ」「アフターコロナ」の演劇のあり方を模索する途上なのでしょうが、感染に対して今できることを、知恵を出し合ってやっていくことが大切なのだと感じました。

 

さて、ミュージカル本編のこと。

OVERCOMEシリーズの一貫したテーマが「乗り越える」であるように、ベースはやはりシリアスな題材を扱っています。

しかし、冒頭からチャーリー(片山 英紀)とヴィヴィ(佐久田 あさか)の導入のテンポがとにかく切れが良く、つづくキャスト8人全員のロックダンスが楽しく、スピード感にあふれました。初めの雰囲気はコメディ色も漂うほどです。

エリーの悲劇のあとマナブの自責に苛まれた苦悩を軸に、ストーリーは展開していきます。

レイナとエナ(しずく♪)の姉妹の確執と和解。オクトとオーシャン(AMEKU)の男女の恋のあり方など、それぞれが交差しながらストーリーを紡ぎだしていきます。

過去に過ちを犯し、今に影を落としているその「壁」を、若者たちはそれぞれ必死にもがき、苦しみながら「乗り越えて」いきます。

 

音楽は、ピアノ、ベース、管楽器、ドラムの生演奏。舞台の音響も素晴らしかったです。

照明も標準的なものから、LEDの電飾をダンスに取り入れたり、実験的なチャレンジも楽しめました。

 

登場人物は8人。役名がオクト、ヴィヴィ、エナ、レイナ、チャーリー、オーシャン、マナブ、エリー。

8人全員の頭文字を合わせると「OVERCOME」になるのだそうです。

 

11月12日(金)23:59までのeplusでのアーカイブ配信のリンクを貼っておきますね。

 

https://eplus.jp/sf/detail/3517670001-P0030001