ケリー・マクゴニガル著「スタンフォードの自分を変える教室」は、出版された2012年にパーっと読んで、長く本棚の隅っこに放置してあったのですが、最近同じ著者の新刊の本を読んだというのもあって、また読み返してみました。
「意志力」(英語ではそのままWillpowerというのですね)についての研究成果は、実践されるかされないかでわかりやすいテーマですし、実践のためのエクササイズなども踏まえて実用的な著書だと思います。
著者はこの本の冒頭で「やる力」「やらない力」「望む力」の3つの力をあげています。
生活の質が向上することがわかっていて、もっとちゃんと取り組みたいと思っていること、それを「やる力」
どうしてもやめられない習慣や、幸福や成功の邪魔になるので、やめたい、あるいは減らしたいと思っていること、「やらない力」
もっとエネルギーを注ぎたいと思い、最も重要で長期的な目標、「望む力」
私たちはそれぞれ生活するうえで目的を持ちます。
その目的を達成するために、まず第一歩として自分自身の抱く心配や不安を認めてあげること。
そのうえで自分の目標とその達成方法について肯定的に考えること。
モチベーションよりも意志の力が重要だということです。
何度も繰り返し読んでみたいと思いました。