「人にはすべて能不能あり」
若い頃からヒトを冷めた目で見るクセがあるので、盲目的に信じることはありませんでした。
ですから、師匠と仰いでいる方の欠点が見えたとしても「そりゃあ人間だもの」で軽くすませました。
どんな人にも長所と短所があり、長所を評価していれば人間関係は円滑に進みます。
逆に短所ばかりをことさら強調してしまうと、そこにこだわってつきあいができません。
別につきあわなくても良いぐらいの気持ちでも、仕事上どうしても顔を突き合わせなくてはいけないという関係もあるでしょう。
両方併せ持っての人間です。良いところを見つけて相対するのは人間関係のコツです。
「人にはすべて能不能あり」
それをつい忘れて、相手に完璧を求めてしまってはいけません。自分にも欠点は山ほどあるのですから。