コロナ感染の療養後の対応

沖縄県のホームページに「各事業者における「新型コロナウイルス感染症対策」について」が掲載されています。

リンクを貼っておきます。→ 「各事業者における「新型コロナウイルス感染症対策」について」

そのなかの「退院後の対応」に、こう記されています。

  ・保健所からアドバイスを受けたうえで、退院後4週間程度は一般的な衛生対策に加え健康観察を行い、飛沫感染を 予防するためにマスク着用を義務づけ、体調を確認しながら復帰させます。

  ・診療に過剰な負担がかかり医療機能が低下することを避けるためにも、復帰する社員が医療機関に「陰性証明や治癒証明」を求めたり、復帰する職員に「陰性証明や治癒証明書」の提出を指示することは控えてください。

 

特に、陰性を確認するためにPCR検査を受けるようにと指示されるケースが多いようです。

コロナ感染者が療養期間を終えたとしても、(もちろん回復しても)体内には不活化したウイルスが残ります。この場合の不活化したウイルスには感染性はなく、問題にならないのですが、やっかいなのがPCR検査で陽性となる場合があるのです。

事業所としては良かれと思って指示を出しているのでしょうが、職場復帰に向けてPCR検査を受けた人が再び陽性と判定されるため、いつまでも復帰できないケースがあります。

実際、療養期間が明けてもPCR検査を10日ごとに2回検査して(20日間!)ずっと陽性だったという方がいました。

この不活化したウイルスは90日近くも体内に残ることがあるとのことですから、「陰性証明」のための検査は実際的ではないのです。

ぜひ周りの方々にもお知らせください。