困っていない?

男性に多いように思うのですが(そういう私もそうです)周囲に助けを求めることをしない人がいます。

簡単な例えで言うと、初めての土地で目的地への道を人に訊ねることをしません。

スマホのGPSを頼りに、孤軍奮闘、いつまでもグルグルと彷徨い続けることもしばしばです。

ビル街だと、スマホは現在地は示してくれるものの、向かっている先がちょっと歩き出さないとわからないのです。

それなら近くの人に「○○はどこですか?」と訊いた方がずっと早いはずです。

でも、それはしません。

別の例えでは、目当ての品物があってお店に入ったとしても、店員に「○○はありますか?」と直接訊ねることはありません。

店内の陳列棚をずっと見渡し、そこがビル店なら階を変えてでも、目当ての品物を自らの足と目で探しまわります。

家人に買い物を頼まれていたら、あまりに帰りが遅いので「どうしたの?」と電話が入ることになり、「今、探している」と答えようものなら「なんで店員さんに訊かないの?」と怒られることになります。

自分なりに考えてみたのですが、その時自分が「困っている」と思っていないのだと気づきました。

困っているのなら助けを求めます。助けを求めることを恥ずかしいとは思っていません。

困っていると思っていないので、助けを必要ともしていませんし、ビル街を彷徨うのも店内を放浪するのも苦に思っていないのです。

「頑張ればなんとかなる」

私たち「昭和40年男」は、そんな感じで育ってきたというのもあるのでしょう。

今から少しずつ肩の荷物をどんどん下ろすクセをつけた方が良いと思いました。