ユズヒコと私

 

今日は、特に「なんでもない話」です。

中部病院で勤務していた時に、入院中の患者さんから「あたしンちのユズヒコに似ている」と言われました。

テレビ放送も始まったばかりで、認知度がまだ低かったというのもあって、そう言われるのは初めてでしたし、私自身もはっきりと「あたしンち」を知りませんでした。

その方も長い入院生活で、退屈しのぎに見たテレビにたまたま「あたしンち」が映っていたのでしょう。

私を見て、嬉しそうに(指さして)笑っていました。

私も、急いで「ユズヒコ」を探して確認して、笑いました。

他科の患者さんでしたが、そう言って親しみを込めて覚えてもらって、とてもありがたいと思いました。

今となっては記憶がおぼろげですが、その患者さんには「サクダ先生」ではなく「ユズヒコ先生」と呼ばれていたような気がします。

それから、私が中部病院を退職の際には、地域連携室のスタッフからも、「ユズヒコ」をデザインした琉球ガラスの飾り楯をプレゼントされました。

私も、彼のことを他人と思えず(笑)、ユズヒコ・フィギュアを見つけた時には(すでに放送が終わっていましたので)手に入るうちにと思って、何個かまとめて大人買いしました。

そして、クリニック開業の時に、そのユズヒコのフィギュアを診察室のデスクに飾りました。

友人はそれを見て、私に似せて作った人形なのだとずっと思っていたそうです。

「似顔絵を描いてくれる業者があるように、その人の人形を作ってくれる業者があるんだなあ」

「いやいや、これ、ユズヒコだから!」

「あたしンち」を知らない人ほど、「ユズヒコ」を私と間違える(?)ようです。

ユズヒコはメガネをかけていませんが、特にボサボサのヘアスタイルや雰囲気が似ているようです。

私はクセ毛で、散髪に行けずにいる時は、跳ね方がそっくりになります。

やはり、彼を他人とは思えないのです(笑)。