ずっと前からあるショートムービーで、なるほどと感心した動画があります。
「The Power of Words」 というタイトルの動画です。
「言葉の力」と訳されて紹介されていることが多いですね。
2分弱の動画で、わかりやすい演出になっているので、おすすめです。
「Power」はもちろん「力」ですが、この場合、自分が意図することを相手にいかに伝え、動いてもらうためには何が必要なのか、表現の方法について深く考えさせられました。
大切なのは、共感を呼び起こす言葉ですね。
それには想像力が求められますし、常に自分の心を観察し、それを表現する言葉についても使い慣れている必要があります。
そういえば、コンビニとかのトイレで見かける貼り紙。
「きれいに使っていただき、ありがとうございます」
これもひとつの「言葉の力」の実例ですね。「汚すな」では「いつも汚れているんだな」という前提を入れ込んでしまいますし、強い注意口調に反発する人が出てくるかも知れません。
「ここは皆がきれいに使っているんだ。」という前提が挿入されれば、「自分もきれいに使おう」という気になります。
言葉は、常に相手の心を扱うことになります。
知らないうちに相手を傷つけていることもあります。そうならないように、注意して使いたいものです。