私は、「人間」が自然界の中心であるという考え方は、錯覚だからやめた方が良いと思っている方です。
造形ひとつをとってみても、自然界における多様さは人間の英知を越えているものだと思いますし、この世界には人の想像を超えた美しいものがたくさんあります。
神さまがこの世界を創ったのなら、神さまって最高の美的センスの持ち主だよなぁって思います。
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さて、ここから唐突にバナナの登場です。
目の前にバナナが1本あると想像してみてください。
テーブルの上にバナナがあります。
それを手に取ります。端の方から黄色い皮を剥きます。白いクリーム色の果実が見えてきました。
バナナを噛みます。バナナの香りや甘さが口の中に広がります。ほかの果物に似ていません。まさしくバナナです。
これが、バナナです。
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バナナを見ると、やっぱり神さまは人間に肩入れしているんじゃないかと思ってしまうのです。
普段は、「人間」が自然界の中心という考え方はやめた方が良いと思っている私が、です。
神さまが「人間のためにバナナをつくった」と告白したとしても、素直に信じます。
人間だけというのがおこがましいのなら、5本指を持った霊長類のためにつくった、でも良いです。
皮はちょうど良い固さなので、分厚い皮の柑橘類みたいに剥くのに苦労しません。皮は包装紙の役目を担っていて、剥くまでどこにでも置けます。地面に落としたとしても、皮が破けていなければ中身は清潔です。
また、バナナの形は口に入れるちょうど良いカーブを描いていて、口の大きさにぴったりの太さです。ですから、食べやすいです。
そして、バナナの柔らかさ。歯を立てるだけで果実に食い込みますし、歯が生えそろわない子どもだって食べることができます。
ここまで霊長類に相性が良い果物って、ほかにない気がするのです。
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実は、私の娘はバナナが大好きです。
今日は、娘の「バナナ愛」を代弁してみました(笑)。
下の写真はウィキペディアから。沖縄の島バナナ