元気で長生きされている方とお話すると、ご自分で工夫されている健康法なるものをお持ちのようです。
「この人は歩きすぎだよ」と家族に呆れられるほど活発な高齢者の方もいれば、「私の元気の秘訣はこれ」と言って自家製の野菜を紹介してくれる方もいます。
健康長寿のためには、どれだけ運動をすればよいのかというのは以前から言われていますが、先日、面白い文献を目にしました。
「健康長寿が期待できるランニングの目安」を示したものです。
もちろん運動しない人に比べて運動をしている人は健康面に良い影響を及ぼすのは明白です。
しかし、運動すればするほど良いというものではなくて、やはり上限というものがあります。
次の表は日常的なランニングの効果が上限に達する条件を示したものです。
30milesというのは約48Km。日常的に1週間で約48Kmを走れば十分ということになります。
1週間に6日が目安ということですから、1日あたり約8Km!できないこともないですが、わりとストイックなランナーですね(笑)。
この文献では、日常的なランニングは約3年、1時間のランニングは約7時間の長寿効果があるのだと述べています。
しかし、日常的にランニングをしている人は、自然に極端に不摂生な食生活をしなくなりますし、生活習慣も体に負担がこないように自重するようになるのではないかと思いますから、そういう要素もあるのかも知れませんね。